『NANA』(DVD)

漫画の『NANA』を借りたのだが、まったく読み進めることが出来ず。
少女漫画って読みにくいよ…。単行本サイズだと特に。
それに主人公のナナ(バンドやってないほう)にまったく共感できず…。
う〜ん、どうしたものか。とりあえず映画版を観てみよう。
と思って観たら、映画版は普通に面白かった。ambleさんの言うとおり。
自分がバンドやっていた頃、その時代を思い出したりなんかした。
「日本語でロックが出来るか?」
「だいたいロックってなんなのさ!」
「あのバンドはロックか?」
なんて高田馬場辺りの焼き鳥屋で熱くなってたあの頃。
原作者もイカ天世代?知らないけど。
宮崎あおいタソが萌えーなのは言うまでもないが
中島美嘉もすっぽりハマッてますた。他に誰がやるの?ってくらいに。
しかし中島さんの腕や足が細す過ぎて途中で折れやしないかと
心配になりましたよ、おじさんは。
ライブのシーンはさすが本業!って感じで
バシッと決まっていた。カッコいいぞ!美嘉たん!!
音楽映画の場合ここ(ライブシーン)が決まらないと
リアリティが出ないからなあ。
でもロックライブの客ってあんなに行儀いいかな。
って日本の映画でライブシーンとか出てくるといつも思うんだけど。
いかにもエキストラって感じの人たちが客席を埋めて
指示された通りに歓声を上げたりしてる感じ。
ライブの臨場感が客席にカメラ向いた途端台無しになってますが。
それとも最近のロック系ライブの客ってのはあんなもんなのかい?
最近ロック系ライブ行ってないし、自分は民謡ライブしかやらないから判らないけど…。
でも民謡ライブでもカチャーシーとかみんなスゴいしな、酔っ払ってるし。


ところでドラムの人が坊主頭だったのは
80年代ロック漫画の名作『To-y』へオマージュ??とか思ったんですけど。
というか、『To-y』が実写化されたらこんな感じかななんて思った。

TO-Y (1)

TO-Y (1)

かようなわけで、フツーに平均点的に楽しめた『NANA』ですが
続編はあおいタソが出シブっているようですね。
「役が自分と違いすぎる」と発言しているようです。
まあ、違う人になるのが役者ってもんではあるんだが。
思うに、ただ違うだけでなく「共感」できないのではなかろうか。
原作の「ナナ」はかなりミーハーで軽いオンナという印象を
ワタクシも受けたのですが〜。
いい男と見ればすぐ「恋」にオチ、愛されたいオーラ発しまくり。
ほとんど“恋愛依存症”の人のように見えます(1巻しか読んでないけど)。
フツーに自立したオンナ(あるいはそれを目指す人)には共感できないんじゃないかなあ。
ワタクシもそんな主人公のキャラに共感できず単行本を読み進めることが出来ない。
そこでさざなみどのの名言。
「あの年頃(10代後半〜20代前半)の女の子なんてみんなそんなもんよ」。
なるほど納得…していいですか?
NANA -ナナ- スペシャル・エディション [DVD]

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NANA (1)

NANA (1)