DVD『新撰組血風録』最終回

最終回です。
新撰組初期からの隊士で永倉新八と並ぶ唯一の生き残り・斎藤一
維新数年後土方歳三の生家を訪れるところから物語は始まり
北海道まで斎藤とともに新撰組として戦い抜いた土方最後の日々が始まる。
ああ、泣けた。泣けたよ、歳さん。
星のちらつく夜、近藤の幻と語らう歳さん。
このシーン、学芸会みたいなセットなんだけど泣けます(笑)。
星があからさまに電球です。でも泣けるんだよう。
「今日はいろんな人に逢ったよ。」
と楽しそうに語る近藤。
彼岸に行った隊士たち。
最後の戦に向かう前夜、土方の部屋には沖田が訪れる。
土方は沖田が死んでしまったことをおそらく知らない。
土方がなにを語ろうとも沖田はただ優しく、少し淋しげにほほえむのみ。
そして沖田も幻影と知ったとき土方は悟る。
自分がほんとうにひとりぼっちになってしまったことを。
(このときすでに斉藤は土方により無理やり内地に帰されている)
斉藤のモノローグ。
「土方さんは北海道に死に場所を探しに来たのでは」
その決意は現実となり、土方は最後の戦いへと向かう。
土方を仇と思い極北の地まで追ってきた女に
「生きろ!命を大切にしろ!」
と励まして。
(その女性が若き日の森光子)


ああ、傑作ですよ『新撰組血風録』。
ホントにスゴイドラマとめぐり逢ってしまった。
作り手の熱気がビシバシ伝わってくる。
日本のテレビドラマもこういう熱い時代があったんだな。
今、こういう熱気や興奮が伝わってくるドラマがどれだけあるだろうか。
もう一度最初から観たいわ、正直。
ホント、新撰組ファンは必見っすよ。


でもまた大河ドラマ新選組!』に戻らなきゃならないので。
もうそろそろ芹沢鴨が殺られちゃいます。

新撰組血風録(2) [DVD]

新撰組血風録(2) [DVD]