週末報告。

hacchaki2006-12-18

土曜日は国立にある高校でエイサー演舞。
修学旅行で沖縄に行くのでその事前学習に
沖縄の芸能に触れるというわけで。
3部構成で、第1部は我がエイサーの
沖縄出身メンバーによる沖縄講座。
第2部がワタクシの民謡ミニライブ。
そして第3部がエイサー演舞。
今年の生徒さんはすごくノリがよくて
みんな一緒にぴょんぴょん跳ねながらカチャーシー
いいなあ若いって(笑)。
行く前は「じょしこうせいだ〜ウへへ」なんて言ってたんだけど
いざ行ってみると自分のムスメでもおかしくないんだよな〜なんて
「萌え〜」というよりは、しっかり「父親視点」な感じで…。
歳取ったんだよな〜おかしゅうてやがて哀しき〜…。
現役高校生のメンバーUはモテモテで
演舞の後は女子軍団に囲まれて写メ撮られまくってました。
実際かっこいいしな!そりゃモテるわな!(いい歳したおとなの醜いひがみ)


 ワタクシ 「誰かオレと撮りたいって子はいないのか〜!」
 女の子  「あの〜撮ってもらっていいですか?」
 ワタクシ 「え、ホ、ホント?いいの?あっちの若い奴らと撮らなくて。」
 女の子  「あ、あっちは全部済みましたから。」
 ワタクシ 「…ま、いいか。」


国立第五商業高校のみなさん、おジャマしました!


で、帰り道に下道で帰ろうと思い国立から多摩川を渡って南下。
何気なく日野を通って川崎街道に抜けようとしたら
「あ、そうだ!日野と言えば…。」
そう、道ばたに「土方歳三生家」の看板が。ああ、歳さん!
先日の絵の具さんのコメントにもあったけど
昨年の今頃は『新撰組!!』の放映に向けて盛り上がってたなあ。
なんとなくこの時期は新撰組と縁があるのだろうか。
そういえばせっかく買ったDVDまだ観てないんだけど…。
ついでに言うと『新撰組血風録』も1巻と最終巻買ってあって
まだ観てないんだけど…。
土方歳三の生家はメイン通りから少し入ったところにあって
往事の面影を残すものは生家のとなりの長屋門のみとなっているけれど
「ああ、ここで土方さんは生まれ育ったんだなあ。」と感慨深いものがあった。
家々の佇まいは時代の流れに逆らえずとも
なにかしら“想い”のようなものは残されて消えることがないのではないか。
生家の前にしばし呆然と立ちながら、そんなことを思った。
残念ながら生家の敷地内にある「土方歳三資料館」は
月数回しかオープンしないので観ることは出来なかった。


なんとなく後ろ髪を引かれながらクルマをさらに走らせると
新撰組ゆかりの寺として名高い高幡不動尊が眼前に現れて
これはもう参拝していくでしょうとクルマを降りた。
境内には有名な土方歳三銅像と松本良順が奉納した鎮魂碑があり
この、日野という土地がいかに土方歳三に深い想いがあったかが忍ばれる。
宝物館には土方歳三直筆の手紙などが保存されており
 「おお、歳さんはこんな字を書いたのか〜。」
などと唸ることしきり。
はじめて土方歳三がじかに触れたものを目にしたことに
なんともいえない感慨がわき起こる思いでしたよ。
新撰組から離れて境内を見渡しても
高幡不動尊はなかなか歴史のあるお不動さんで
「関東三不動」のひとつなんだそうだ。もうふたつは成田山と大山不動。
室町時代に建てられた仁王門。そのなかに納まる二体の仁王像。
不動堂に納まるお不動明王さまとその脇に立つ二体の童子像は
なかなかファンキーでロケンロールな味わいがある。
時間がないので境内全体を散策することが出来なかったが
敷地は広いので半日楽しめそう。
ぽかぽか陽気の日にお弁当持って不動参りなんてのもいーんでない?


そして写真は、高幡不動で買ったお土産。
土方歳三うどん」。なぜか「うどん」。
お不動さんの周囲には「開運そば」などお蕎麦屋さんが多いのに
なぜかお土産は「うどん」。
お店のおばちゃんに
 「なんで“うどん”なの?」
と尋ねたが
 「さあ、なんででしょうねえ。蕎麦でもいいようなもんですけどねえ。」
とのこと。
おばちゃんも疑心暗鬼になりながら商売しているようだ。
瓦せんべいはなにが古代なのかさっぱり判らない。
「古代」といいながら「幕末せんべい」と言っている。矛盾している。
矛盾はしているが、懐かしい味がしてフツーに美味しい。パリッと堅くてね。
ぬれせんべいもあったけど、やっぱりこっちの方がいいやね。
表面にはもちろん「誠」の文字が!ああ、新撰組は今日も行く!

さらにそのお土産物屋さんでは
新撰組ソフトクリーム」なるものが売られていた。
味は4種類。
近藤勇=抹茶味」
土方歳三=黒ごま味」
沖田総司=バニラ」
井上源三郎=ブルーベリー味」。
近藤勇は渋いから?そして沖田総司は甘いマスクだから?
それはいいとして土方歳三の黒ごま味は?
店のおばちゃんは身を乗り出して
 「これ、わかりますよね?」
はあ、わかりませんが。
 「ほら、土方さんは薬売ってたでしょ?石田三薬。だから黒ごま味。」
う〜ん、そうですか。
では井上源三郎のブルーベリー味というのは…?
 「さあ、これはちょっと判りませんねえ。」
天国で彼らは今、何を思う…(笑)。
これだから土産物屋覗くのって楽しいんだよね〜。

新選組血風録 VOL.1 [DVD]

新選組血風録 VOL.1 [DVD]



その後、夜はバー『POINT ONE』での寿[KOTOBUKI]ライブに行った。
しかし朝5時起きだったワタクシはいまいち乗り切れず
ぐったりしながらライブを眺めていました。
しかし来年からの自分のライブへのインスピレーションを
いろいろいただいたような気がした。
たいがいそういうのってすぐ忘れちゃうんだけど…。
忘れないうちにメモっておかなきゃ。


日曜日は高円寺『アローン』でのライブ。
今回で3回目のライブ。
やっとチカラを抜いて自分のステージをすることが出来たような気がする。
結局のところいつもどおりやればいいんだよな〜なんて。
自分は自分でしかない。生身の自分をぶつけるしかない。
選曲もあえて唄い慣れた曲を並べてみた。2006年の集大成として。


<曲目>
 鷲ぬ鳥節
 与那国ぬ猫小節
 恋ぬ花
 あやぐ節
 白雲節
 御物奉行〜主ぬ万歳


『与那国ぬ猫小節』は寿[KOTOBUKI]のアルバムに入っていて
最初に覚えた沖縄民謡(『安里屋ユンタ』を除く)なので思い入れも深い。
「アローン」で唄うとどんな感じかやってみたかったのでチョイス。
『あやぐ節』は最近のマイブームでチョイス。これはまえこさんの影響ですな(笑)。
『白雲節』は毎回必ず唄っている。
その回によって唄っている自分がどう変化しているか、
それが唄にどう反映されているかを確認しながら唄うという感じか。
「アローン」はいろんなチャレンジを受け止めてくれるハコなので
それを生かしたライブを来年以降続けて行きたい。
「早くオリジナルが聞きたい」という声もいただいたので
頑張ってオリジナル曲を作ろうと思いますた。


しかし今回の「アローン」での一番の驚きは
実家の向かいに住んでいた5歳年下の女の子(今はおとなの女ですな)が
ライブを観に来てくれたことだった。
20年ぶりの再会!ちょっと感動ですわ。
生きているといろんなことがあるな〜。
SNSでつながって今回来てくれたのだ。ネット社会万歳。
赤ちゃんの時から知っている子なわけだから妹みたいな感じなのかな。
実家にいた頃(25歳まで)はほとんどしゃべらなかったから
今こうしてしゃべっているのが不思議と言えば不思議だけど。
ひとの縁というのは判らんもんだね〜。
どこでまたつながるかなんて。
ホント、ひとつひとつの縁を大切にしていきたいものです。
サンキュー!TAKKO。