神の国出雲グルメ漫遊記

hacchaki2007-11-27

というわけで土〜月と出雲に行ってまいりました。
奇しくもこの時期出雲は旧暦の神在り月。
八百万(やおよろず)の神々が一同に集って
神聖な空気に包まれおりました。
まずはそんな出雲の素晴らしい風景の数々を
ご覧頂きましょう!

(写真1)『羽根屋』の割り子蕎麦


(写真2)『大はかや』のうなぎ重。ご飯の中にもうなぎが…。


(写真3)毎度お世話になります友人Nのお母さん手製のお漬け物。


(写真4)『せのお』の割り子蕎麦。絶品!


(写真5)『せのお』の釜揚げ蕎麦。新食感発見。これまた絶品!


(写真6)出雲はぜんざい発祥の地らしい


(写真7)ジャスコのフードコート内にある
『風水』の割り子蕎麦。これがあなどれない美味さ!


(写真8)キテレツ土産「イケ麺」。弥生人風。中味は蕎麦です。


…食べ物の写真ばかりです…。
だって、出雲は食べものが美味しいんですもの!
今回もステキな居酒屋『BAMBOO』さんでの
ライブが目的で出かけた出雲ですが
美味しいものをたらふく食べて帰って来たのでした。


まず出雲と言えば蕎麦。蕎麦なんですよ、マスター。
出雲は全国でも有数の蕎麦処。
関東からは距離があるので信州や山形ほど
知られていませんが本当に蕎麦が美味い!
出雲独特の甘い醤油と鰹だしからとる出汁が
田舎蕎麦風の腰の強い麺と絡み合って絶妙!
出雲市周辺だけで100軒近い蕎麦屋があるらしく
各店それぞれに個性があって食べ比べするのも面白い。
その中でも『羽根屋』さん(写真1)は
出雲に着いたらまずは訪れたい名店。
折しも新蕎麦のシーズン。
この時期だけ食べられる石臼引きの蕎麦は絶品。


二日目に食べたのは出雲大社近くの『せのお』(写真5、6)。
先代が亡くなられてから店を畳んでいたそうなのですが
このほど息子さんの手で復活。
まったく普通の民家の外見で少々入りにくいけれど味は絶品!
今まで食べた出雲蕎麦の中では最高かも。
とにかく蕎麦の香りが素晴らしい。
噛むほどに蕎麦の甘みが増して
さっぱり目のそばつゆとのバランスが絶妙。
出雲に行ったら是非お試しアレ。

今回の出雲蕎麦旅行の発見は「釜揚げ」という食べ方。
関東の蕎麦好きは蕎麦が汁に溶けるのを嫌って
「蕎麦はせいろに限るぜ」という方が多い。
その感覚からすると「釜揚げ」というのはかなり邪道。
なにしろゆで汁に蕎麦がどっぷり浸かって出て来るので
蕎麦はどんどん溶けて行きいわゆる「伸びた」状態になる。
ところがこれが美味いんですよ。
蕎麦の甘みが溶け出した汁は
だし汁を入れなくてもいいほど甘くて
どんぶりのなかに蕎麦の実そのものの味が凝縮されている。
これ、ハマるとくせになります。
身体があったまるのもウレシイ。
蕎麦そのものが美味しい出雲だから出来る食べ方ですなあ。


3日目にはジャスコのフードコートにある
『風水』(写真7)で蕎麦。
これがまた意外や意外、美味いんです。
フードコートといってバカに出来ない。恐るべし、出雲。
米も美味い出雲とあっておにぎりも美味!


話は前後しますがワタクシは無類のウナギ好きでして。
今回の出雲ではまず行きたかったのが『大はかや』(写真2)。
出雲は宍道湖をはじめとして川も多いので
ウナギもうまいんだそうで。
関西風に蒸さない調理法なので
しっかりした歯ごたえで「魚食ってる!」って感じが味わえます。
写真のうな重はご飯の間にもウナギが入ってます。ああ、幸せ。
しかしお値段は関東で食べるよりもはるかに安い。
なんてステキなんでしょう。出雲。


そして忘れてはならないのが
いつもお世話になる友人Nのおかあさん手製の漬け物。
これが美味い!泣けるほど美味い!
今回は赤かぶの酢漬けが特に美味しくてどんだけ食べたことか。
Nよ、こんなに美味いもんを食べて育ったのか。なんかムカツクぞ(笑)。


そしてライブを行った『BAMBOO』さんの
沖縄料理はもちろん今回もグッド!
店長タケさんのこだわりの料理はどれも手ぃあんだー。
山陰地方の沖縄好きは行くべし!
しかし出雲市駅を降り立つと目の前に
デーンと沖縄料理屋があるという風景は
何度見ても不思議というか面白いというか。


というわけで神在り月という貴重な時期に行ったにもかかわらず
食べ物レポートばかりとなってしまいましたが
ライブのお話と出雲大社の話などはまたの機会に。