慰霊の日

きのうは


「沖縄慰霊の日」


でした。


1945年6月23日・・・
大日本帝国沖縄守備隊第32軍司令官牛島満中将の自決を持って
沖縄戦における組織的戦闘が終結した日です。


昨日のニュースなどを観ていてもこの日を


沖縄戦終戦の日


と表現するマスコミがいくつかあり
またそう認識している人も多くいるようですが
実際には司令官自決の事実を
知らされず統制を失った日本軍による
戦闘、抵抗はこのあとも続き多くの住民が巻き込まれます。
この状況はアメリカ軍との間に降伏調印が取り交わされる
1945年9月7日まで続きます。
つまり8月15日の太平洋戦争の終結後も
沖縄戦は終わっていなかったと言えるわけです。


「本当の地獄はこの日からだった」


という証言もあり


沖縄戦終了の日」


とするには相当な違和感があります。


終戦


といえばすべての戦争が終わって
人々が苦しみから解放されたような印象を与えてしまう。


「広義に言えば」


ということなのだろうけれども
そのような捉え方がそこにあった事実を
覆い隠してしまうのは大変危険なことです。


・・・というような日記を
毎年書いている気がするんだけれど
それだけ一度広まってしまった認識は
なかなか改まることがないということなのか。


とにもかくにも
犠牲となった20万の御霊に黙祷。
そして世界が戦争のない平和の世の中となることを・・・。