訃報:いかりや長介

いかりやさんが亡くなりましたね。
日本中の茶の間に「ウィーッス!」言うてましたね。
そのあと「声が小さいッ!」なんて怒るんだから〜
まったくもうチョーさんったら。
あの頃いかりや長介って「ぶさいく」の代名詞でもありました。
「くちびるびろんちょ〜」とか言って
加藤茶とかがからかうもんだから。
晩年のダンディーなチョーさんからは想像つかないね。
いかりやさんは自らがなにかをやって笑わせるというよりは
自分を使って他の人に笑わせる何かをやらせるのに長けていた人
という印象があります。
いかりやさん本人のネタって思いつかない。
自分は真面目な堅物で
それを回りの人間に弄らせる事で笑いを取る、
それがドリフのパターンだったな。
チョーさんが堅物であればあるほど
加藤茶志村けんの道化が引き立つ。
それを計算してヒール役に徹してたんだろうな。
ドリフでダントツ人気あったのは加藤茶
志村が入ってからはその人気を二分してたけど
それはやはりチョーさんがいたからこそなんだろう。
晩年のチョーさんは優れた役者として高い評価を受けていた。
渋かったもんなあ。
喜劇役者は泣かせることも出来て一人前などといいますが、
今、雨後のタケノコのごとく出て来ているお笑い系の中で
チョーさんのような存在感を保ち続けられる人って何人いるだろう?
あ、そうそう、ふと思い出したのが渥美清
生き方とかそういうことも含めて
似てるところがあるなあと思いました。
とにかく、合掌。