CHARA

昨日ACOのアルバムのところでCHARAの話がチョット出たから
ここはやっぱりCHARAの話をしておきたいっ。


といっても、ここ2〜3年のCHARAは追っかけていないのだった…。
一番聴いたアルバムは『Junior Sweet』かな。
『タイムマシーン』は泣けました。
ビデオクリップ集も買いました。
『タイムマシーン』のPVにまた泣けました。
浅野くんも出演してふたりのラブリーなところが映されるんだけど
それがなんだか淡くて儚くてすごく切なくなりますた。
九十九里観光のものと思しきオレンジ色のバス。
あれに乗って小学校の頃いろんなところに遠足に行ったんだよ。
動物園や植物園や自然公園やバラ園や…。


ロケ地は九十九里浜だろうか。
巨大なギターケースの中にうずくまって海に流されていくCHARAのイメージ。
誰かが「CHARAは愛が永遠なんかでないことをよく知っている」
と言っていたがほんとにそうだ。
愛は永遠なんかじゃない。
だから一生懸命、ぐるぐる回る地球にへばりついて
僕たちは必死で生きているのではありませんかっ(サンボ口調)。


CHARAのライブは何度も行ったけど
小さな身体で言葉のひとつひとつに
魂を注ぎ込みながら唄う姿勢がとても印象的だった。
デビュー当時のPVなんか観ると
イロモノちっくに売ろうとしていたのか?
(『大きな地震が来たって』のPVなど)
という気がしないでもないけど
その時その時、自分の内面をむき出しにしながら
“音楽”という化け物と闘っている人なんだなと思う。
CHARAの漂わせるエロスは岡崎京子の漫画に似ている。


愛を確認する
生を確認する
性を確認する


痛々しいほどに切実なエロス。
エロスは常に切なさと隣り合わせだ。

カベに描かれた女の子
涙のしずくを描いてあげる
たくさんの青 ぬってあげる
あたしとおそろいの


右手に心を
つなぎ合わせる針と糸
もう片方の切れはしを探しに行くところ


恋人はもういない
時代はもどらないよね
タイムマシーンはこない
そんな歌をうたってた
どこいったの?


『タイムマシーン』/CHARA

Junior Sweet

Junior Sweet