F1日本グランプリ

hacchaki2005-10-12

え〜っと、観なかったんですけど。
レースとしてはライコネンがすごい走りを見せて
17番手からスタートして見事優勝をかっさらったようで。
さすがミカ“涙のフライング・フィンハッキネン様の後継者。
マシンさえ壊れなければ速い!
マクラーレン壊れなければ速い!


さて、我らが佐藤琢磨は…というと
日曜日にライブやっている間も
カエル仲間のコヂさんからメールで実況してもらっていたのだが
予選5位で3列目からスタートしたものの
いろんなことがあって結果13位。
しかもその順位もレース後無効にっておいおい…。
無効になった原因は10週目のシケイントヨタヤルノ・トゥルーリ接触したこと。
どうやら琢磨がインを刺して絡んだみたいですね。
その琢磨が強引かどうかはVTRを観てみないとわからんのですが。


レース後のトークショーで琢磨は
今後も自分スタイルを貫く


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051011-00000006-sph-spo


と熱く語ったって、おいおい貫くのかよ!
琢磨はドライバーの間ではいまや「危ないヤツ」扱いされているようだ。
ぶつけられたトゥルーリは相当な怒りのコメントを発している。


http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=f1&a=20051010-00000004-rcg-spo


(しかしこの記事のタイトルもすごいね…ダジャレですか)
そりゃ怒るわなあ、トヨタコンストラクターズ3位がなくなってしまったんだから。
レース映像をまだ観ていないのでなんとも言えないけどさ。
さまざまな記事やネットや人様のブログを介して得た情報からは
「なぜあそこで突っ込む!」
という声が圧倒的に多い。
琢磨のドライビングを今回観ていないのでそこへの言及は避けるが
速いドライバーと強いドライバーは似ていて異なる。
強いドライバーはただ速いだけではない。
攻めるべき所、堪えるべき所を見極めて
適切に状況判断が出来る。
大胆さと繊細さを併せ持っていて初めて“強いドライバー”になれる。
ミカ・ハッキネンが好きだったから彼を例に出すけど
彼は繊細そうな外見に似ず実に豪快にマシンを走らせる。
「縁石走法」などと言われていたが
本当に左右の縁石に乗り上げてコースを目いっぱい使いながら走って
前方の敵を追い詰めていく。
そして前方のドライバーをとことん追い詰めてのミスをジッと待ち
(ジッとって言ったって走ってるんだけど)
ほんの一瞬でも隙があればスバッと大胆に抜いて行く。
その瞬間がめちゃカッコいいのだ。
これはなにもミカだけではなく
強いドライバーならば誰でもやっていることだ。
ジェンソン・バトンの走りが
「つまらん」とか言われているけど
着実にポイントを得てそれなりの評価を得ているのは
やはりそういった状況判断ができているからこそではないか。
ただ淡々と走っていてポイントが取れるほど
F1の世界が甘いとは思えないんだけど。


ガーッと走って前のクルマに追いついたら
なんのためらいもなくガーッとインに入っちゃう。
相手が「あ、どうぞ」とどいてくれればいいんだけど
向こうさんだって戦ってますから。生活かかってますから。
そりゃおいそれとどいてはくれません。
その結果はやっぱり接触ORコースアウトになってしまう。
これでは数億円するマシンもひとたまりもないわけで。
そうするとチーム的にもたまらんわけで。


どこぞの方がブログで
「確か琢磨は“クレバーなドライバー”という触れ込みじゃなかった?」
ということを書いておられたが
今はちょっとそういう感じじゃないよねえ。
同じミスを何度も犯しているように見えるし。
レース運びも荒いという印象が強い。
同じ日本人が世界の頂点で頑張っているんだから
今後もとことん応援したいと思うけど
“クレバー”なドライバーになって欲しい。
そして“強い”ドライバーになって欲しい。
これがいつわらざるすべてのファンの心境ではないか。