新撰組にドップリ

で、話は新選組関係に戻ってしまうけど
DVDで観ている『新撰組血風録』がいよいよ終盤を迎えていて
次あたりで沖田が死ぬわけで。
島田順司さんが演ずる沖田、よかったなあ…。
この方は大河ドラマ新選組!』にも出ていて
藤原竜也くん扮する病身の沖田総司
療養する家の主の役をやっている。
ちなみに土方歳三役の当たり役で一躍スタートなった栗塚旭さんは
大河ドラマでは土方歳三のお兄さん役で達者な演技を見せている。
こーいうのっていいなあ。
ふたりとも昨年放映をリアルタイムで観ていたときは
全然意識していなかったので
これから観進んでいく『新選組!』が楽しみ。
ちなみにそちらは現在芹沢鴨が暴れています。
ふたつの新撰組モノを2005年11月現在同時に観ている人間は
そう何人もいるものではないだろうと思う今日この頃。


大河ドラマの『新選組!のテーマ』もとってもよくって
ヌッツォちゃんの生唄聴きたさに紅白歌合戦を観たくらいだが
春日八郎が歌う『新撰組血風録』のテーマソングもカッコよい。


「月に雄たけび 血刀かざし 新撰組の旗はゆく」


徳川の時代が終わりを告げ新しい日本が始まるという
変わり目に幕府に忠誠を尽くす道を選び
ラストサムライとして滅びゆくしかなかった新選組の哀愁を
見事にあらわした名曲なのです。

新撰組血風録 VOL.7 [DVD]

新撰組血風録 VOL.7 [DVD]

しかし今まで「こんどういさむ」「ひざかたとしぞう」などと
平気で言ってしまうほど新撰組や幕末のことなど
全く知らなかった人間にとってみれば
幕末維新のヒーローといえばなんとなく坂本龍馬あたりでしょ。
「日本の夜明けじゃけん」みたいな感じで幕末を捉えていた身にすれば
新撰組というのはある意味悪役であり。
実際維新以降長い間彼らは「悪」として捉えられていたわけで。
そう考えると、昨今の新撰組ブームを、あの世の彼らは
どんな気持ちで見ているのかなと、ちょっと聞いてみたくもなる。
死者は黙して語らず、かどうか…。