浦島太郎の話

カエル仲間のKさんと
「浦島太郎の話は、結局何が言いたいのか?」という話になった。


たいていの昔話は、オチに教訓めいたものがついていたりする。
正直なひとが最後に報われたり
意地悪なひとは罰を受けたり。
ところが浦島太郎さんは亀を助けたにも関わらず
最後にはもらった玉手箱を開けておじいさんになってしまう。
浦島さんは何も悪いことしてないのに!亀を助けたのに!
乙姫は「この玉手箱は決して開けてはなりませぬ」と言うが
開けたらあかんようなモン、最初からくれるなっちゅー話やねん!
もらったら開けたなるわっちゅーねん!
いったいこの話のオチはどこにあるんだろう…。


Kさんの息子・納豆ボーイくんによるとこの話には後日譚があり
おじいさんは鶴になって亀と結婚する、というのだが。
鶴と亀の結婚…たしかにめでたい感じがするが
なんだかしっくりと来ないなあ。
鶴は1000年、亀は万年。
寿命が全然違うし…。
浦島太郎の謎は深まるばかりなのである。