『ニライカナイからの手紙』(DVD)
泣いてしまいますた。
てやんでいっ!40にもなろーかっつーおっさんを泣かせやがって。
涙で人生見失っちまうぜっ!
だって蒼井優の演技が、いいんです。萌えます。それはウソ。
とくに美人ってわけではないし好みでもないんだけど
とにかく「フツーの女の子」を超ナチュラルに好演。
実はワタクシ、蒼井優のお母さん役の南果歩がカナーリ苦手なんですが
それを差し引いてあまりある蒼井優の好演ブリ。
ラストの20分ほどはもう…ズル杉です。
平良進さんは朴訥とした島の人を演じたらナンバー1だなあ。
こころから優しい気持ちになれること間違いなしの映画でした。
あと、カメラワークがとってもよいです。
しかし地方に住む人っていうのは大なり小なり
「都会に出てきて苦労する」みたいなのを体験したり
あるいは「友達はみんな都会に行ったけど自分は残る」みたいな
寂しさを味わったりしているんだろうなと
この映画を観ていまさらのように思った。
東京の下町で生まれ千葉の新興住宅街で育ち
都内の大学には自宅から通い
就職してからの転勤も全て関東圏内であった自分には
ああいう感覚はなかったからなあ。
故郷がある人がちょっとうらやましくもあり。
そんなことを考えながら観ますた。
ひとつ気になったのは、作中の「おっかあ」というセリフ。
うちなーぐちでは「おかぁ」が一般的なのではないかと
コザの友だちに聞いてみたところ
「石垣の友だちが「おっかあ」って言っていたよ〜。」
とのこと。
映画の舞台は竹富島なので八重山では「おっかあ」とも言うのだろうか。
平良進さんが出ていてまさか方言を間違えるということは考えにくい。
「おじいさん」はふつうに「おじい」と言っていたので
ちょっと気になりますた。
ご存知の方いらっしゃったら教えて下さい。
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