ネガティブワードを殺せ!

ワタクシは酒が飲めません。
「どのくらい飲めるの?」と聞かれると
「1年に缶ビール2本」と答えることにしている。
今年はまだ1本も飲んでいないので、忘年会で2本飲むか。
でも去年3本分くらい飲んだので今年は1本だな。
まあそのくらい飲めないということ。
とくにビールの美味さはわからん。


でね、最近思うことなんですが、
お酒の場に行くたびに「お酒飲めないんですよ」って毎回言うわけですが
これって「飲める」ことがデフォルトなわけですよね。
だから「飲めない」というネガティブな表現になる。
これっておかしくないっすか?
ネガ表現なのでどうしてもへりくだった感じになるでしょ。
「すみません、飲めないんです」
って謝ることじゃないのにグラスに注がれそうになると
どうしてもそう言ってしまう。それがモノスゴクくやしいんですよ。
まさか「俺のグラスに何するんだ!」って怒る訳にもいかないけど。


飲める人間にとってはそりゃ「飲める」がデフォでしょうけど
飲まない人間には「飲まない」がデフォなんだから。
「飲まない」「飲めない」を肯定的な表現に替えて言いたいんだよね。
なんかいい表現方法ないかしら。
「ノンアルコール派なので」・・・「ノン」って言ってる時点で否定的。
「ソフトドリンク派なので」・・・なんか強がりみたいだな。
「脳内アルコールを自分で分泌できるので」・・・長ったらしいなあ。
「シラフでも酔ってますから」・・・ときどき使うがアブない人っぽいんだよな。
「アルコール飲めなきゃ酔えないんですか?」・・・その場が険悪になるな。


生身のワタクシを知っている人ならご存知かと思いますが
飲み会の場とかは好きなんですよ。だいたいいつも最後までいるし。
「よくシラフで付き合えるね」って言われるくらいですから。
さすがに知っている人でワシに酒を進める人はいないけど
「飲めないんです」って台詞は月に2〜3回は言ってますな。
ライブのあととかだいたいお客さんに進められるから。
「お疲れさん。ま、一杯どうぞ。」
「ありがたいんですが、飲めないんです。」
みたいな会話が必ずあるわけです。
せっかく進めいただいてるのに申し訳ないんですけど
「飲めないことが申し訳ない」というのはなんか納得がいかないわけで。
だって焼きそばを進められるのと、お酒を進められるのとでは絶対質が違うもん。
その証拠にライブの後焼きそば進められたことはありません。
(知り合いではそういう人もいるけど)


というわけでポジティブな「飲まない」表現、なにかあったら教えて下さい。
飲む人に言われるとちょっと腹が立つかも知れないけど(笑)。
同志からの声を是非聞きたい!立ち上がれ!ノンアルコール族!! (「ノン」が気に入らない)