『サヨナラCOLOR』

hacchaki2007-01-12

DVDにて鑑賞。
竹中直人という中年オトコの妄想ファンタジー
リアリティーなどは追い求めていません。
あくまでファンタジー
そして竹中直人による「原田知世大好き」映画。
そしてそのファンタジーにちょっと共感しちゃう自分に鬱。
(自分が“中年”ってことですかそうですか…)
原田知世を初めて「ステキ」とも思ったし。
ホントにいいです、知世ちゃん。


こんな医者いたらイヤだなあとか
医者はフツーこんなことしないだろうとか突っ込みどころは満載だし、
カメオ出演の人たちは興味ない人にはうざいだけだろうし、
ストーリーは想像通りに進んで行くし、
役者竹中直人の強過ぎるキャラクターが邪魔して
「ああ、これ竹中直人じゃなければなあ」
などと思いながら観ていたのです。
そして「まさか…ちがうよね。」と
予想しつつもそうなってほしくない方向のエンディングを迎えて
「あぁ〜あ。」と思ったのですが、気づけば号泣。
それやっちゃダメだよ〜竹中さん。泣いちゃうよそんなことしたら。
ホント、精神状態が最悪なときに映画観ると正しい評価が出来ません。
まあ、正しい評価、なんてたいしたことではなかったりするんだけど。
あくまで個人的なレビューだしね。


そんなわけで、(自分を含む)中年男の妄想に
あえて付き合いたい人にはオススメ。
中学生か高校生のとき、全然モテないのに
クラスのマドンナのなんとかちゃんを危機から救う
ヒーローになる妄想をしたことがあるアナタにとくにオススメ。
(ワタクシはそんな妄想ばかりしていましたYO)
湘南の風景が丁寧に撮られていてグッド。
エンディングのテーマソング、秀逸です。
音楽で泣けます。ホント、いいです。
結果的にけっこう好きな映画、ということです。
やっぱり“想い”は、生きているうちに伝えなくちゃね。


「サヨナラから はじまることが たくさんあるんだよ」