えいが

『アマデウス ディレクターズカット版』(DVDで鑑賞)

扁桃腺炎のため夜飲み歩くのは控えて静かにDVD鑑賞。 今さらだけど「観落とし映画」筆頭の『アマデウス』。 何回も借りては何となく気後れして観ずに返していたが やっと観ました。面白かった! ディレクターズカット版は3時間と長いが 「映画は2時間まで」…

『ターン』(DVDで鑑賞)

主人公は27歳の女性。 交通事故に巻き込まれたと思って 目が覚めたら時計は前日に戻っていた。 まったく変わらない日常。ただし 自分以外に誰もいないことを除けば。 戸惑いながら繰り返される毎日の中で ある日電話がかかってくる…。 というプロットがずっ…

『ダメジン』(DVDにて鑑賞)

『亀は意外と速く泳ぐ』の三木聡監督。 前作(企画は『ダメジン』のほうが先らしい)より さらにディープかつユル〜い世界が展開しています。 タイトルどおりダメな人ばかりいっぱい出て来ます。 主人公3人は働かない男。 マドンナはトルエン中毒。 マドン…

『めがね』(港北マイカルシネマズにて)

少しシュールで、 でも心がほっこりとする やさしい映画でした。 同じ荻上直子監督の『かもめ食堂』と 相通じるテイストですがこちらのほうが より具象的でわかりやすいかも。 しかしこの監督は料理を美味しそうに撮るのが上手い。 『かもめ食堂』もそうです…

『UDON』(DVDで鑑賞)

冬に2、3度鍋焼きうどんを食べるくらいがせいぜいで 根っからの蕎麦派のワタクシもうどんがムショーに食べたくなりました。 『サマータイムマシンブルース』ネタが出て来たときは ニヤリとさせられました。 しかしながら「もっと面白くなったはずなのに…」…

『シンドラーのリスト』(DVDで鑑賞)

「取りこぼし映画」というのはいっぱいあって この映画もそのひとつ。と、言う訳で観ます太よ。 こういうひとつの史実をもとに描かれて なおかつ「善行」や「難病」について描かれていたりすると 「映画として」どうかということが置き去りにされ 手放しで誉…

『21グラム』(DVDで鑑賞)

まず監督の名前が覚えにくい。 「アレッサンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ」 一発で覚えられる人まずいないんじゃないでしょうか? この監督さんは話題作『バベル』を撮った方。 そして、ワタクシはストーリーをまったく勘違いしてました。 どこで刷り込ま…

『ゆれる』(DVDで鑑賞)

オダギリジョー、いいっ! 香川照之いつも通り。 この映画の香川照之、非常に評価高いのだけど 上手な役者さんなんだからいい加減 新しい面が観たいと思うんだけど。 いつも同じような使われ方していて なんだかかわいそうに感じてしまう。 その点、竹中直人…

『かもめ食堂』(DVDで鑑賞)

やっと観ることが出来ました話題作。 スローフードならぬスロームービー。まさしく。 そして食堂が舞台なので料理の映像が数々出て来るのですが それがどれも美味しそうで。おなかが鳴ってしまいます。 サチエ(小林聡美)がヘルシンキで始めたかもめ食堂。 …

『サマリア』(DVDで鑑賞)

ずっと気になっていた映画。やっと観ました。 といっても観てから日数が経っているので おぼろげな部分もあるんですが。 ふたりの女子高生がいて、ひとりが援交をして もう片方は見張り役。 ふたりで旅行に行くためのお金を貯めるというのが その目的なんだ…

『ノー・マンズ・ランド』(DVD鑑賞)

パッケージの作品紹介に 「非戦闘地帯に取り残された敵同士のふたりが…」 というようなことを書いてあったのでてっきり 「打ち解け合って協力して危機を脱出する」映画だと思ってました。 フツウそう思うよね…思わない? ところがその真逆でしたよ…マギャク…

『美しい夏キリシマ』

黒木和雄監督による「戦争三部作」のひとつと言われる 『美しい夏キリシマ』を観ました。 終戦直前の宮崎県の片田舎での人間模様を 美しく叙情的な風景とともに描き出します。 前回観た『父と暮らせば』のように強烈な反戦メッセージはなく 戦争という過酷な…

『間宮兄弟』(DVDで鑑賞)

公開前は話題になるけど公開以降とんと評判を聞かない、 という映画ありませんか? この映画がそれだったような気がするんだけど。 ワタクシとしては塚地好きだし 佐々木蔵之介さんもいい役者さんなので 結構期待して観たんだけど、う〜ん。 こういう映画っ…

『さくらん』(ワーナー・マイカル・みなとみらいで鑑賞)

映画はやっぱり映画館で観なきゃね〜。 というわけで『さくらん』。 ロードショー終了ギリギリで観て来ました。 蜷川実花さんの写真が好きなので 「どんな映像を撮るんだろう」 とドキムネして行ったのですが これは期待通り。 「蜷川ワールド」が咲き乱れて…

『マブイの旅』(DVDで鑑賞)

大好きな映画で、もう何度も観ているんだけど 先週久しぶりに観ました。 10度目くらい。泣けた。 妻子に捨てられて自暴自棄になった中年男が たどり着いた場所は沖縄。 酒浸りの日々。 娼婦を買う。飲む。吐く。その繰り返し。 落とした「マブイ(魂)」は帰…

『女はみんな生きている』(DVDで鑑賞)

フランスの女流監督コリーヌ・セローの1999年の作品。 夫や子供のために尽くして来た平凡な主婦と 組織の男に散々搾取され尽くして来た娼婦が出会い 男たちに復讐を果たて「あ〜、さっぱりした!」というお話。 劇中けっこうな時間を割いて語られる娼婦の過…

『父と暮らせば」(DVDで鑑賞)

終戦から三年。 広島で原爆後遺症の恐怖に怯えながら、 そして原爆で家族を失いひとり生き残ったことを恥じながら生きる娘。 その娘の幸せを思うあまり死んでからも幽霊となって 娘の側に寄り添い続ける父親。 娘役は宮沢りえ。 彼女の奇蹟のような透明感と…

『ALWAYS 三丁目の夕日」(DVDで鑑賞)

長兄が絶賛していたので観ようと思いつつ…やっと観ました。 「昭和ってこんな時代だったよな〜」としばし思いを馳せる。 ワタクシは昭和40年生まれなので この映画の舞台である昭和30年代は知らないのですが それでも「昭和」の息吹を思い起こすことは出来る…

『ディパーテッド』

本年度アカデミー賞の受賞式がいよいよ近づいて来て 賞レースの行方もドキドキと気になる昨今ですが、 その白熱する賞レースの一角をなす話題作『ディパーテッド』を観てきました。 とくに注目されているのは監督賞と主演男優賞。 マーティン・スコセッシ監…

『死ぬまでにしたい10のこと』

主人公は23歳の平凡な女性。 暮らし貧しくて楽ではないが やさしい夫と幼いふたりのムスメに囲まれて幸せに暮らしていた。 そこへ突然死の宣告。 彼女は10の「死ぬ前にしたいこと」をノートに書き それを実行しようとする。 この10の項目の中で、一番気にな…

『許されざる者』(クリント・イーストウッド監督・主演)

DVDにて鑑賞。 クリント・イーストウッド監督第一作。 『硫黄島からの手紙』を観て、これも観たいと思ったわけです。 かつては「冷血な殺し屋」として恐れられたが 今は足を洗って堅気に暮らしているガンマン。 老境に差しかかり幼い子どもふたりとの貧しい…

『サヨナラCOLOR』

DVDにて鑑賞。 竹中直人という中年オトコの妄想ファンタジー。 リアリティーなどは追い求めていません。 あくまでファンタジー。 そして竹中直人による「原田知世大好き」映画。 そしてそのファンタジーにちょっと共感しちゃう自分に鬱。 (自分が“中年”って…

『花よりもなほ』

DVDで鑑賞。 ドラマ『タイガー&ドラゴン』以来岡田准一くんのファンだったので。 あーいう顔いいよなあとアコガレ。 自分が女子でクラスに岡田くんが居たら絶対惚れてます。 映画は品よくまとまっていて楽しめました。悪人出て来ないし。 宮沢りえはまさに…

『硫黄島からの手紙』

1/2に鑑賞。 自分の精神状態がボロボロなときに鑑賞したので 周りに恥ずかしいほど号泣してしまいましたが 普通のときに観たら多分泣かなかったのではないかとオモワレ。 それは映画のできがどうこうではなく 硫黄島で現実に起こったであろうことを 出来る限…

『隠し剣 鬼の爪』(DVD)

「鷹の爪」だと思ってた人〜いる? ちまたではキムタク主演の『武士の一分』が話題ですが 『たそがれ清兵衛』『隠し剣 鬼の爪』『武士の一分』と続く 「山田洋次+藤沢周平=時代劇」シリーズ三部作の第二作。 ずっと気になっていたので鑑賞することにした。…

『ナビィの恋』の独断的鑑賞術

突然『ナビィの恋』の話なんですが。 『ナビィの恋』の影の主役はサンラーである。と、まず言い切ってみる。 というより、サンラーの視線で描かれた映画なんじゃないかと 5回目くらいに観たときに、ふと気付いたのですが(8回鑑賞済)。 沖縄好きのあいだで…