『grooblue』SUPER BUTTER DOG

先日観た竹中直人の監督作品『サヨナラCOLOR』が
SUPER BUTTER DOGの同名曲に触発されて作られた映画だと知り
さっそく渋谷TOWER RECORDSにて購入。
ホントは映画のサントラとどちらにしようか迷ったのですが
SUPER BUTTER DOGそのものにも興味があったので。
そもそもここ数年沖縄民謡ばかり聴いていて
ほかのジャンルの音楽をあまり聴いていなかったことに深く反省。
津軽三味線をやるには津軽三味線を聴いているだけではダメ」
という高橋竹山先生の言葉を深く噛み締め直すワタクシであった。
そうだ、今年はちゃんと音楽を聴こうと。映画も観ようと。
人生は勉強の繰り返しなのです。


そんなわけで聴いてみたSUPER BUTTER DOG
日本語ファンクという感じで心地よく聴けました。
リズムの跳ね方が「う〜ん、ファンキー」と気持ちよかった。
歌詞も言葉遊びのセンスがよくて、ときどきほろりと切なくて。
やはりラスト曲『サヨナラCOLOR』で泣けました。名曲。
しかしこのボーカルはファンクビートに乗せると
ちょっと弱いんじゃないかなあとも思ったり。
弱いというより線が細くてちょっと内向的で叙情的。
そのボーカルがバリバリのファンキービートに乗っているギャップが
またこのバンドの面白さでもあるんだろうけど。
おかげで「ド・ファンク」というよりは
「音作りしてみたらたまたまファンクだったんだよね」
という感じの肩のこらない仕上がりになっているような気がします。
(まー、ワタクシにファンク語れるほどの知識もないのでこの辺で)
まあそんな感じで、いい意味での「違和感があるなあ」
なんて思ったらこのバンドはもう解散して
ボーカルの方は現在はハナレグミの人なのね。
そちらもぜひ聴いてみたいなと思ったのでした。

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