ピアノの話

hacchaki2007-10-05

最近ピアノの楽曲が聴きたくて
立て続けにショパンのCDを購入。
といってもかつてピアノをやっていたわりに
クラシックは全然詳しくなく。
ただショパンは昔から好きでなかでも
英雄ポロネーズ』が死ぬほど好きなのです。
で、ルービンシュタインホロヴィッツアシュケナージ
の3人のショパン奏者のCDを買って聴き比べ。
同じ『英雄ポロネーズ』でも弾く人によって
かくも違うのかと感心することしきり。
もともとアシュケナージの弾く『英雄ポロネーズ』が好きだったんだけど
ホロヴィッツは初めて聴いてそのアクの強さにビックリ。
だが聴いているうちにぐいぐい引き込まれてクセになりそう。
ルービンシュタインは今回買ったアルバムではピンと来なかった。
機会があれば他の録音も聴いてみようと思います。
ホロヴィッツ、当分ヘビーローテになりそうです。



クラシック音楽というのは決められた楽譜を弾くわけですが
そのなかでも曲の解釈や演奏家の感性によって
これだけの個性が出て来るものなので
譜面に書き記された音符のひとつひとつを
突き詰めて探求する奏者のエネルギーってスゴい。
「自分のものにする」というのはものすごく大変な作業であり
英雄ポロネーズ』というバケモノみたいな曲を作ったショパンさんと
それを自分のものにして演奏するあまたのピアニストたちに
敬意を表さずにはいられません。

ホロヴィッツ・ショパン・コレクション

ホロヴィッツ・ショパン・コレクション



ところで先日、バー『ポイントワン』でジンジャーエールを頼んで
まったりしていたらBGMにビル・エバンス
『ワルツ・フォー・デビィ』。みんな好きですな。
ジャズ音楽の扉を開いた人なら必ずこのアルバムを通る
といってもいいほどの名盤。
先週ライブでお会いした音楽ディレクターの方も
このアルバムの話をされていた。
かく言うワタクシも大好きでして最近もよく聴いています。
多くの人と同じようにワタクシも初めて買った
ジャズアルバムがコレというクチでありまして。
どの楽曲もメロディがわかりやすく美しく、泥臭さがない。
そしてなにより名演奏であるというのが
世界中でこのアルバムが愛される理由であろうと思います。
まあ、ワタクシがジャズを語ったりするのは
100年早いので深くは言及しませんが(笑)
ワタクシがビル・エヴァンスを好きな理由も
「聴きやすさ」「わかりやすさ」にあります。
あんまりコムズカシイのはようわからん(笑)。


で、今日たまたまCDショップに入ったら
ビル・エヴァンスのコーナーに彼の死後発見された
未発表テイクを集めたアルバムが売っていたので思わず購入。
しかし驚いたのがプライス。な、なんと1000円!
買う方としては助かるけれど最近のクラシックやジャズアルバムの
安さってちょっとびっくりしません?
著作権とかそういった関係で安くできるのか
あまり売れないから安くせざるを得ないのか
なんだかよくわからないけど
買う方としてはありがたいのでジャズ・クラシック
ジャンジャン聴いちゃおうっと。


それにしてもクラシックにしろジャズにしろ
ピアノの名演に触れるたびに
「ああ、もっとピアノちゃんとやっとけばよかった」と
なんとも言えない物悲しい気分になるんですが(笑)。
沖縄民謡を学ぶにつけても
ピアノをやっていたことが生かされているはずで
それはありがたいことではあるんですけど。
やはり「こんなふうにピアノを弾けたら」と思わずにはいられませぬYO。
今からでもまた習おうかなとかちょっと真面目に考えたりもするんですが
その場合ジャズにするかクラシックにするかで悩みそう。
でもその前に、僕に〜はピア〜ノが〜ない〜♪のでした…。

Waltz for Debby

Waltz for Debby