函館再上陸!

hacchaki2008-09-09

フライト前の時間が好き。
だから空港には早めに着きたい。
そして滑走路の見えるカフェに行って
これから始まる旅をあれこれイメージする。
そして呼吸を整えて機上の人となる。


ってなわけで函館再上陸しまいりました〜。
4日(木)13時40分発の函館便。
わずか1時間10分後には
「はぁ〜るばるぅ来たぜは〜こだてぇぇぇ!」
ってなもんですよ。


空港にはK村さんが出迎えてくれてしばらくぶりの再会。
挨拶もそこそこに「先ずは飯食うべ!」と。
クルマの向かった先は函館で一番人気の
回転寿司店『函太郎(かんたろう)』。
国道と海岸線に挟まれ窓の外に津軽海峡を眺めながら
つまむ寿司はサイコー!!
回転寿司とはいえ新鮮な北海の魚介を
惜しげなく使った寿司は超美味!
生け簀イカ、マグロ赤身、ホタテ、タラバうま〜!
生まれて初めて食べた「マスコ(鱒子)」は
いくらよりもさっぱりと食べやすくてクセになる〜。
いやいや腹空かせて行った甲斐がありました。
というわけでKさんとの再会を喜び合いつつ
大満足の旅でした、もう帰ろう。いやいや
まだ着いたばかりだ……。





グルメ回転寿司函太郎 宇賀浦本店
函館市宇賀浦町14-4
0138-32-4455
http://www.kantaro-hakodate.com/

今回の函館行きは前回お世話になったK村さん絡みの
650人が出席するパーティで唄わないか?
というお言葉に二つ返事で実現したもの。
パーティは6時半からで自分の出番は7時半頃なので
一夜の宿『ホテルグランディア函館駅前』にチェックイン。
最上13階の展望温泉で旅の疲れをさっぱり落とす。
(疲れるほどのことは何もしていない)
いや〜温泉いいわ〜。湯温45度上等!
若い入浴客はすぐに根を上げてたけどね。エッヘン!

そしてさっぱりしたあとは
海沿いに歩きながら徒歩10分ほどのホテルの会場へ。
夕闇迫る函館ドッグの風景はなんとも言えず美しかった。
箱館山よ、またやって来ました。
幕末の箱館で旧幕府脱走軍の一員として新政府軍と闘った曾祖父は
箱館戦争では死なず紀州に帰ったが
なんとなく箱館山の中腹『霹血碑』とともに
その魂が眠っているような気分になる。



イベント会場は函館国際ホテルという立派なホテルの
大広間で650人からのお客さんを集めて行われていた。
自分の持ち時間は30分。
会場の熱気に大汗かきながらのステージとなった。
慣れない土地で演奏をするというのは
緊張もするけど反応が面白い。
しばらくは様子を見ている感じだった人たちが
しだいに乗って来てくれるととても嬉しいし
「やった」という気分になる。
最後は皆さんステージ上まで来てくれてカチャーシー
函館に福が舞い降りますように。


今回の函館行きは航空券+宿泊費=ギャラという話で
K村さん「わるいけど……」
自分  「いいっすよ!」
ってな感じでホイホイやって来たのだけれど
K村さんに「投げ銭」を集めていただいて
ご来場の皆様より温かいお心付けを頂きました。
自分   「これで泳いで帰る予定だったのが飛行機で帰れます。」
K村さん 「航空券は渡してあるべ!」
それはネタですって!


イベント終了後はタクシーで
『ホワイト・ビートルズ』へ移動。
ここはバー&蕎麦処という変わり種。
ワタクシと同い年のマスターが打つ蕎麦は
今回初めて頂いたけれどウマ〜。
しかもロックンロールテイスト横溢で
ドラムセットからエレキギターにアンプ、キーボードまで組まれて
お客さんが好きにセッションしたり
プロミュージシャンがライブをやったりしている。
マスター自身のギターもプロ級の腕前。
なんとも不思議かつ楽しいお店なのです。
前回はここでのライブがメインだったけれど
今回は二次会的第2ラウンドということで。
イベントではにぎやかーな曲を唄ったので
第2部はしっとりとスタート。
途中三線をギターに持ち替えて『てぃんさぐぬ花』を唄うと
フラをやっているというお客さんが立ち上がり即興で踊り始める。
これがまたピッタリとハマって心地よい。
やはり沖縄とハワイ、南国テイストは通じるものがあるね〜。
『月ぬ美しゃ』は少し曲説明をして唄うと
歌詞の内容に合わせて振り付けをしてくれた。
夏の名残をわずかに残す北国の初秋の夜は
かくもまったりと更けてゆくのでした。


バー&蕎麦処 ホワイト・ビートルズ
函館市松風町2-3
0238-26-1102
http://www5.ncv.ne.jp/~wb/


三次会はK村さんとフラの女性と3人でさらにまったりと居酒屋へ。
ここで食べたイカ刺しと鮭の刺身はかなりまいうー。
鮭って刺身で食べたの初めてだけど
むっちりと脂が乗っていてなかなかのものでした。



翌日は7時に目が覚めてホテル最上階の温泉でふたたびゴクラク三昧。
朝から下界を見下ろしながら温泉なんて
こんなことしていてバチが当たらないかしら。
でもビジネスホテルの大浴場に入っていると
サラリーマン時代の出張をちょっと思い出すな……。
そしてふらりと周辺散歩。
朝の函館港はあいにく曇り空。
小さなスケッチブックを取り出して
珍しくスケッチなんかしてみたよ。


10時にK村さんが迎えに来てくれてまずは朝食を。
駅前の朝市に向かい小さな食堂へ(名前忘れた)。
プリップリに太ったニシンの塩焼き定食ウマ〜。
朝からお腹パンパンですよ〜。
壁にはいっぱいに有名人の色紙と写真が貼ってあった。
店主はどうやらそういうことが好きらしい。
中に一枚古今亭志ん朝師匠の色紙があった。
「馬鹿だね〜 こんなに食っちゃって」
と書いてある。イキだねえ。


ふたたびクルマに乗り込み一路北上し大沼公園へ。
最終便の出発まではのんびりと観光をしようと。
といっても北海道は広いので
ひたすらクルマで走る感じ。
大沼は小さな湖の中に小島が浮かんだ
なかなかよろしい所でした。
(写真撮り忘れた)


車窓を眺めながらクルマは東へ。
海岸線に出ると今度は南下。
途中南茅部『縄文遺跡の里』に立ち寄る。
噴火湾に面した海岸沿いには
約9000年前から縄文人が住んでいたそうで
人骨を含む遺跡が沢山あるのだそうです。
当時から寒かっただろうなあと思いきや
縄文時代は今より5度ほど気温が高かったそうで
さらにこのあたりは温泉が沢山湧いているので
縄文人も「は〜極楽極楽」と入っていたやも知れぬ。
北海道からは弥生人遺跡は発掘されていないのだそうで
縄文人の血はアイヌの人たちへと受け継がれ
15世紀に松前藩が成立するまで
脈々と守られて来たのでだろうか。
大船遺跡資料展示館では
昭和50年に農家の方が偶然に発見された
3000年前に制作された土偶のレプリカが飾られてあり
実物は現在国宝に指定されているそうです。

クルマはさらに走ります〜。
K村さんの観光ガイドを心地よく聴きながら
ついうとうとと眠くなる。
「温泉に入ってしゃきっとしよう!」
ということで椴法華村のホテルケープ内にある
温泉施設『とどぼっくる』にドボン。
数種類の温泉に露天もついて最高〜。
1日に2回も温泉に入るなんてこんな贅沢が
許されていいのだろうか。いいのです!
たまにはこういうこともあるよね。
この近くには「水無温泉」といって
海岸の岩場に温泉の湧き出るところがあって
引き潮のときには水平線と同じ高さで温泉に入るなんてことも
できるのでした。
我々が到着したときにはもう潮が満ち始めて
温泉に冷たい海水が流れ込んでしまって入れない状態だったのですが。
看板に「恥ずかしがりの方は水着でどうぞ!」と書いてあったが
全裸がデフォなんだろうか……。

再び函館市街に戻り旅の締めくくりはジンギスカン
ジン!ジン!ジンギスカン!!
ジンギスカンです、ワタクシ。
いや、昔千葉のマザー牧場で食べたな。
でもあれは単なる鉄板焼きだった。
やっぱりジンギスカン鍋で食べないとね。
というわけで函館ベイ内『羊羊亭』へ。
これがまた美味い!羊肉最高!!
独特の匂いが苦手という人もいるけれど
ワタクシにはちょうどよくて。
しっかりとした味があって甘みがあってウマ〜。
この味はクセになりそう〜。
いや〜食べっぱなしですね、ワタクシ。


函館 羊羊亭
函館市豊川町12-8
0138-24-8070
http://www.ichigoichie.jp/06meimei_1food.htm

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というわけで函館一泊二日グルメの旅は幕を閉じたのでした。
結論としては
「やはり北の大地は美味い!」そういうこと!
K村さんにはお世話になりっぱなしでした。
ホントにありがとうございました。
そして函館で出会った全ての人に感謝!
そして喉と胃袋にお疲れさま!
また行くぜ、函館!