大工哲弘 in サムズアップ

hacchaki2008-09-23

昨日は『横浜サムズアップ』での
大工哲弘先生のライブに行ってまいりました。
大工先生と言えば八重山民謡の大御所。
しかしそんな気取りもなく気負いもなく
本当に素朴で気さくなおじさん(失礼)的風貌そのままの
とてもチャーミングなライブでありました。
7〜8年ほど前に中川のハウスクエアに来られたときに
聴きに行ったのだけれどその頃よりも
唄声も含めて穏やかで丸くなられた印象を持ちました。
まあ、ワタクシのような若輩者が言うことじゃないんだけどさ!


第1部は八重山民謡の数々を。
ワタクシの大好きな八重山の子守唄『あがろーざ』が
聴けたのは幸せであった。
『黒島口説』では奥様苗子さんの舞踊が炸裂。カッコイイ!
それにしてもこの夫婦のやりとりが絶妙。
芸で結ばれた絆と言うか、素晴らしい。
第2部は和三味線やアコーディオン、バイオリンを従えて
『ソーラン節』『津軽甚句』『炭坑節』などの
日本民謡メドレーから
『天然の美』『ゴンドラの唄』『カチューシャ』といった
古い日本の唄の数々を唄い上げる。
とくに嬉しかったのは第2部のエンディングで
高田渡の『生活の柄』が唄われたこと。
これはいつか自分のライブで唄いたいなあと思っていた。
もう高田渡さんの生唄を聴くことは出来ないので
なんだか涙が出そうになりますた。
そしてアンコールには『とぅばらーま』、
最後は『唐船ドーイ』でカチャーシー
欲を言うならばカチャーシーは『六調』がよかったなあ。


もっともっと八重山民謡を聴きたかったという気持ちがなくはないが
大工先生の音楽性の豊かさ、おおらかさを体感することができた
とってもよいひとときでありました。感謝。


余談ですが
沖縄関係のイベントに行くと
いろんな知人と再会するのも面白い。
きのうも沢山の久しぶりな人とお会いでき楽しかった。
で、久しぶりの会話の中で
「あの人とあの人が」的なつながりを発見したりして。
そういうのって楽しいよね〜。
沖縄好きコミュニティって最終的には
全部ひとつの輪になるんじゃないだろうか。
大工先生が日曜日に出演した琉球フェスティバルの感想として
「4時間も大雨の中でライブを聴くなんて
内地の沖縄好きの人はバカなんじゃないか」
って笑い話していたけど(笑)。
いつかひとつのデッカい「バカの輪」が
出来ることを夢見ましょうか〜。

大工哲弘

大工哲弘