函館風景拾遺

めざせ箱館


そこかしこに残る古い町並み


雨に煙る坂道


護国神社


墓石に「大野藩」の文字


御親兵」の文字


明治元年


弘前藩」の方の墓石


「備後福山藩」の方の墓石


墓石、あるいは墓というものが
実は嫌いではなかったりします。
さすがに夜中に行ったりするのは避けたいけれど。
墓石は人が生きた証しというかモニュメント。
石の表面に刻まれた文字を読んで
その人の人生を想像したりすると
なかなかに感慨深いものがあります。
歴史の風雨にさらされて苔むした墓など
こちらの勝手な思いながら風情があるなあなどと
ひとしきり思いにふけったりします。


とくに沖縄のなんとなくおおらかなお墓は好きで
レンタカーでドライブしてよさげな墓があると
クルマを停めて写真を撮ったりして
墓の主からすれば迷惑な話ですよ、ホントに。
ごめんなさいね。


箱館戦争のおりに北の大地に散った官軍の方たちの墓は
150年の時を経て当時の出来事を静かに語る貴重な遺物として
護国神社の裏にひっそりと佇んでいたのでありました。