マイケル・ジャクソンとファラ・フォーセット

hacchaki2009-06-26

今朝何気なくテレビをつけるとワイドショーのニュースで
マイケル・ジャクソン死亡の報道が。
とくにファンではないが80年代彼の楽曲を
耳にしない日はなかったし
当時のロック少年にとって
『ビート・イット』や『スリラー』などは
やはりそれなりに衝撃的であった。
でもPVごとにダンスロボット化していくマイケルより
あからさまに性的な匂いをプンプンさせて
エロチック街道まっしぐらなプリンス様の方が
自分の性分に合っていてすっかりプリンス派となってしまった
ワタクシはマイケルの新譜を積極的に
チェックするようなことはありませんでした。
だいたい1995年以降ニューアルバムは出していないようだし
この10年くらいは幼児虐待だ整形だ借金だなんだとゴシップばかり。
今年行われる予定だったイギリスツアーも
結局「金策」のためのようだったし。
80年代の楽曲を今聴いてみても
まったく古びていないし骨太でブレがない。
でも白人化(?)していく過程でマイケルは
どんどんその実像の芯がブレ出して
存在自体がミステリアスというよりは
曖昧なものになっていたと思う。
「本筋で勝負する」などというごく当たり前のことから
はるか遠くに行ってしまったマイケルの最期が
このようなことになってしまったのは
ある意味納得のいくところではあります。
彼が抱えていたものがいったいなんだったのかは
彼にしか知りようがないけれども
その孤独なりコンプレックスなりを
音楽に昇華し切れなかったのか
どれだけ昇華してもし足りなかったのか。
それでも今にして
「マイケルの新曲聴いてみたかったなあ」
と思うのであります。


謹んでご冥福をお祈りいたします。


そしてそのマイケル死亡の影に隠れて
ひとりの女優さんが亡くなりました。
チャーリーズ・エンジェル』といえば
ドリュー・キャメロン・ルーシーな昨今ですが
おじさんたちにとっては
ファラ・フォーセット(・メジャース)やろがオラ〜!!」
なわけでした。
70年代に一世を風靡した
TV版『チャーリーズ・エンジェル』の
ファラ・フォーセット(・メジャース)さんが癌のため亡くなられました。
数日前にライアン・オニールとの結婚話がニュースになったばかりなのに
余命1ヶ月どころではない花嫁となってしまったわけです。
ファラ・フォーセットといえば深夜番組のCMで
「カメリア〜フォ〜ユ〜」と連呼していたのも懐かしい。
ワイルドでキュートでセクシーだったもんね。
ああいう金髪女性に噛み付かれたいと思った
男性は少なくないはず。まさにセックスシンボルでした。


こちらも謹んでご冥福をお祈りいたします。