京都鉄道博物館
関西遠征最終日は
新幹線に乗るまでの間に
4/29にオープンしたばかりの
京都鉄道博物館に行ってまいりました。
なにしろここはもともと梅小路蒸気機関車館
すなわち鉄道マニア、SLマニアの聖地のあった場所。
そこに出来たばかりの新聖地ということで
朝10時のオープン前にすでに1000人近い行列が
出来ていたのでした。
何を隠そうこのワタクシも小学校時代SLが大好きで
図鑑や資料を少ない小遣いで買い集め
蒸気機関車のプラモデルを熱中して
作ったりした経験があります。
さすがに小学生で簡単に京都旅行は出来なかったけれど
梅小路蒸気機関車館は写真での見知る
まさに聖地であったのでした。
世の中すべてのものがコンパクトかつスマートになるなか
異様なほどに大きく無骨でむき出しの蒸気機関車の車体は
そのものが昭和を象徴するモニュメントのような趣があり
さまざまな機種が居並ぶサマはまさに圧巻。
その量感を目の当たりにし圧倒されてしばし呆然と佇むのみ。
「人間ってすごいもの作ってたんだなあ」
と妙な感慨にふけることしきり。
どの個体もピカピカに磨かれて整備され
いつでも走れる状態になっているそうです。
まるでサーカスで活躍した大きな哺乳類動物が
静かに余生を過ごす場所と言った感じです。
穏やかな春の陽気の中で
鳴り響く汽笛は空高く溶け込んで
遥かかなたに去りつつある昭和の面影を
感じさせてくれるひとときでした。
ぜひまた訪れたいと思います。