唄のひとり歩き

hacchaki2016-07-16

昨晩の関内『舞天』ライブは初めお客さんが2名しか入らず
核戦争か何かでお店の外の地上の世界は(お店が地下なので)
みんな死に絶えてしまったのかと思うくらいの静けさでした。


生き残ったのは我々演者3名とお店のスタッフさんだけか?
我々が人類の最後の希望なのか?


などとブツクサ言いつつ1ステージ終えて
てんぷら盛り合わせを食べながら休憩していたら
9時半頃から約20名と約10名の団体さん2組がドドドッと。


我々だけではなかった!他にも生存者が居たんだ!WE ARE NOT ALONE!


と狂喜乱舞しながら、第2部のステージをやったら
たいそう盛り上がって頂きました。
とくにオリジナル曲の『とりあえずカンパイ!の唄』が
なぜかお客さんのツボにハマッたらしく
ライブのあともずっと「とりあ〜えず、さんはいっカンパイ!」と
唄っていてくれて嬉しかったです。


その光景を、チーズヒラヤーチー食べつつ眺めながら
先日観た浜口庫之助のドキュメンタリーの中で出会った
浜口さんの「唄はひとり歩きを始めたら本物だ」という言葉を思い出ました。


そして、こうやってお客さんが家に帰っても忘れずに居てくれて
ふとした拍子に口ずさんでくれたら
作った側としても報われるなあ
さらにふとした拍子に街角ですれ違った人の口から
自分の唄がこぼれ出るところに出くわしたりしたら
本当に幸せなことだなあなんて思いました。


ライブが終わってお店の外に出ると地上は
見事核戦争のあとの復興を成し遂げ
いつもの輝きを取り戻していました。


よい一日の終わりでした。