『シン・ゴジラ』相鉄ムービルで鑑賞

hacchaki2016-10-05

やっと『シン・ゴジラ』観てきましたよー(ネタバレあり)。
「日本VSゴジラ」のキャッチコピー通りの映画でした。
いや、「日本政府VSゴジラ」だな。
「日本政府(自衛隊含む)VSゴジラ」だ。
ハリウッド的なヒーローもラブロマンスも一切なし
(ハリウッドなら絶対このふたつを絡めてくる)。
その意味では潔かった。
けどどこに感情移入していいのかわからない。
「へーこうなると政府はこうするのか」という展開が淡々と続く。
個としての民間人はまったくクローズアップされず
ただ避難シーンが映されるだけ。
あとゴジラスマホで撮りまくるシーンとか。
それが非常に日本的ではあるけれど
この映画が海外で公開されたら
「日本人はアホなんだな」と大々的に
宣伝することになるなあ。


キャスティングはもういろんな人が出過ぎで
突っ込みようもないけど
石原さとみは可愛いし英語も上手。
だけど10年後にアメリカ大統領になりそうな人には見えない。
日本語が堪能なアメリカ人なく
英語が堪能な日本人(つまりそのまんま)に見えてしまう。
ここは素直にアメリカ人女優使っておけばよかったのに。
ナタリー・ポートマンとか。
そんなギャラ払う余裕ないか。


それからネット上では『エヴァンゲリオン』っぽいという感想が多いようですが
ワシは『エヴァンゲリオン』を観たことがないので
「ああ、この辺が『エヴァンゲリオン』っぽいんだろうな」と思いつつ観ました。
そういう目で観ると非常に『エヴァンゲリオン』っぽいです(笑)。


あと気になったのが
映画の中の人たちは当然ゴジラを初めて見る。
ということは彼らは


ゴジラが映画化されたことのない世界」


に生きている。
そこに居心地の悪さを感じた。
いっそ「ゴジラが出た!」と
最初に言ってくれたほうがすっきりするなあ。
終始「みんな知ってだべ?知らない振りしてるんだべ?」と
心の中でツッコミ入れながら観ていたんだけど。
そんなのワシだけかしら。


まとめると「ゴジラはデカかったです。横浜を通るのやめて下さい」という感想でした。