出雲ふたたび

hacchaki2005-08-29

今月のあたまにエイサー会で出雲に行ったのだが
今回は友人Nの3回忌でふたたび出雲へ。
そもそもエイサー会が出雲に呼んでもらえたのも
Nの郷里の有志の方々の尽力によるもので。
出雲の空におそらく初めてのエイサーの三味太鼓が鳴り響いたのは
Nを偲ぶ我々はもちろんのこと、有志の方やNのご両親にとっても
感慨深いものがあったと思う。
今回の三回忌の最中もNのお父さんは
「あのエイサーはよかった」
と繰り返し言ってくださって
Nの同級生のKさんが撮ってくれたビデオを
何度も何度も流していた。
正直恥かしくもあったんだけど。
いっぱい間違えたし・・・(笑)。


Nの同級生で、現在は出雲市駅近くに沖縄料理屋『BANBOO』を開いているタケさんは
「来年はどうやってエイサーの人たちに来てもらおうか〜」
とそればっかり言っていた。
みんな沖縄好きのNに影響されて
もう大変なことになっておるよ。


Nがここにいないことは悲しいけど
Nのおかげでいろんな人と出会えて
出雲はいまや自分のふるさとみたいになってしまった。
大好きな場所になった。
いつでも会いたい人がいる場所になった。
でもNも一緒にいるんだと思う。
だってお前の話ばっかりしているよ。
お前とお前が広めた沖縄の話ばっかり。
出雲に来てなんで沖縄の話ばっかりしているかねえって
自分で可笑しくなったよ。


夜は松江にホテルを取ったのだが
Nのお父さんに引き止められて結局Nの実家に泊めていただいた。
なんだかいいなあ、こういうのって。
ホントに出雲に来ると、温かい気持ちになる。
朝はお前のお母さんの美味しい漬物で朝ごはん。
幸せ。
心から感謝。ただただ感謝。
次はいつ行こうかな。

N家を辞した後は鳥取在住のカエル仲間のKちゃんと松江で待ち合わせて
小泉八雲が愛した松江城下を観光。
松江はなんでも「山陰の水の都」なんだそうで。
お堀にたっぷりと水をたたえた松江城天守閣まで登って来た。
小泉八雲記念館にも足を運んだ。
館内には『耳なし法市』がずっと流れていた。
あれはいらないな〜。
小泉八雲ってずっと、異国の地に流れて来てすごい苦労をした人って
勝手にイメージしていたんだけど
そういう感じではなかったみたい。
割と優雅にJAPONISMを楽しんでいたようだ。

松江城は派手ではないが質実剛健な雰囲気が漂うお城だった。
小田原城にちょっと似てるのかな。
天守閣の最上階に登ると風が気持ちよかった。
もう秋含有率が40%くらいになっていた。

昼はカエル仲間のKちゃんとタケさんに聞いた鰻の美味い店に行こうと思ったが
道を間違えてしまい断念。
松江から空港へ向かう手前にある派手な看板の出雲蕎麦の店に入る。
来店した芸能人と写真を撮って色紙にサインしてもらって
壁にズラーッと並べちゃうようなタイプのお店で少しげんなり。
でも座敷が宍道湖に面していて景色はよかったのでまあ、よしとするか。
でも昼に行って売り切れメニューがあるってどうよ。
セットメニューやたら勧めるのもどうよ〜。
ま、いいか。二度とは行かないだろうけど。


で、飛行機でわずか1時間強で東京に戻ると
前回のエイサーでの出雲行きのときの
クルマで12時間というのはいったいなんだったのかと思う。
でも今回の法事にもクルマで来ているチャレンジャーがいて
ちょっと負けた気がした。
ああ、オレの根性なし!
次回は絶対ユーノスケ号でっっ。