DVD『燃えよ剣』

稀代の“土方役者”栗塚旭さん演じる土方歳三が主役の映画。
多摩でもてあますリビドーをモンモンと燃やす土方が
やがて近藤勇とともに京都に上り新選組を結成して
池田屋事件で大活躍!というところまでがストーリー。
佐絵という架空の人物を絡ませたり
宿命のライバルとの葛藤みたいなのは
ドラマとしてはアリなんだろうけど
史実に照らして観たい方には邪魔かも。
とくに佐絵の存在によりどうもメロドラマ調に陥ってしまうあたり
それが製作側の狙いなのかも知れないけど
なんだかなあという感じですな。
司馬遼太郎の原作『燃えよ剣』もこんな感じなのか。
まあ、新選組ファン、栗塚旭ファンは
1度は観ておけ、という感じであったことよ。
殺陣のシーンとか迫力あった。

燃えよ剣 [DVD]

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新選組絡みといえば
先週火曜日に、TVステーションの『新選組!!』特集打ち上げがあって
編集さん1名、ライターさん2名、ワタクシというメンツで
芹と鴨の鍋があるという奇跡のような居酒屋さんへ行く。
いや〜すごいわ。
19時半〜23時まで延々「新選組」「新選組!」「新選組!!」話!
ライターさんのひとりは天然理心流までやっている人でとにかく熱い!
なにしろ彼女、近藤勇という歴史上の人物を「近藤先生」と呼ぶ。
そりゃ流派に属する人にとってみれば「近藤勇」は「先生」だからなあ。
彼女の土方歳三への想いはまた激しく強く
そういえば風貌もなんだか歳さんみたいだったような気がするよ。
いやいや、キレイな人でしたが。
ワタクシのような“にわか新選組マニア”には
目からウロコの話が沢山聞けて有意義であった。
しかし2006年も始まった渋谷の空の下で
「ウチは会津方で」とか
「あのとき薩長が」とか。
ここは幕末ですか!というような会話が延々続きつつ夜は更けたのでした。
仕上げには「『新選組!』のテーマをピアノで弾いてくれるママが居る店」へ。
そんな店があるのが恐ろしい(笑)。
譜面があるのにもビックリ。
譜面を見せてもらって自分も少し弾いてみたが。
やはりあのテーマソングは楽曲としてよく出来ているなあ。
ちゃんと弾けるように練習しようっと。


さらにもうひとりのライターさんはバリ舞踊をやっていて
寿のナビィさんを知っているとのことで
おお、ここでも繫がった!と。
面白いなあ、人との出会いって。