まったり旅行記8…『島思い』の夜2

tossy氏が急かすから結論から言うと、
大城美佐子先生はその晩は唄われなかったのでした。
昼から2件の貸切で唄いっぱなしだったんだそうで。
でも元気に常連さんの間を歩くお姿を拝見できただけでも
ワタクシ的には大変うれしく(そのくらいファン)。
民謡ショーは大城先生の愛弟子である
堀内加奈子さんが仕切って2回行われた。
堀内さんは北海道から流れ流れて(かどうか知らないが)沖縄に来て
大城先生のに飛び込みで弟子入りしたという変り種。
初めて彼女を見たときは北海道から来て1ヶ月というときで
沖縄民謡の持ち歌がないので、と『ソーラン節』を唄っていた。
その頃から声にハリがあり、度胸も据わってるな〜って感じだったんだけど
今ではすっかり『島思い』のもう“ひとりの顔”となり大活躍している。
2003年に行われた大城美佐子・パリ公演にも参加し
その様子はNHK-BSでも放映された。
(その時の撮影監督は『ウンタマギルー』の高嶺剛
セーヌ川のほとりでパリのジャズミュージシャンとセッションしたりと
大城美佐子ファンにとってはかなり貴重な映像満載
大城先生の「あんせーやーたい」の声が耳に残ります)


堀内さんとは、その最初の出会い以外に
東京公演の折にも顔を合わせているのだが
もう忘れているだろうと思ったら
「顔は覚えている」
と言ってくれたので嬉しかったわけで。
飛び入りさせてもらって
『海ぬチンボーラ〜赤山節』『与那国ぬ猫小(まやぐゎー)節』
の2曲を唄わせてもらった。
「同じうちなー民謡好きのナイチャー同士、頑張りましょう。」
と言ってもらえてすごく励みになったわけですよ。
厳寒の北海道からやって来て
しなやかに沖縄民謡界で活躍する彼女に乾杯(サンピン茶で)。