いよいよ夏本番……なのだが

「いよいよ夏本番！」
TVでもラジオでもそう言っている。
行楽地の情報などで夏をあおり立てる。
でも時はすでに７月も後半。
ということは夏は本番になったけど
夏なんてせいぜい１ヶ月ちょっと。終わりが見えている。

夏、短くね？

最近歳を重ねるごとに「夏が短い」と感じるようになっている。
子供の頃も夏はあっという間だったけどあの頃は
「終わり」なんて考えずに遊びまくって
気がついたらあっという間に終わってた、という感じだった。

でもここ数年は始まる前から終わりを感じてしまう。
「どうせ１ヶ月も経てば夏なんて終わっちゃうんだなあ」
そう思う。
焦りや虚しさや寂しさが始まる前からない交ぜになる。
これってどういうことだろう。

よく人の一生を四季に例えたりするが
それで言うと４０代というのは夏真っ盛りは過ぎて
そろそろ秋が見え始めた頃という気がする。
それ故だろうか、夏にこんな感情を抱くのは。
いやいや、いかんな〜。もっと夏を楽しまないと。
もう一生夏！死ぬまで夏！ずっと夏で行きますから！
冬でも夏！冬でも短パンで！
そういう人に私はなりたい……。