手塚治虫『陽だまりの樹』
手塚治虫の『陽だまりの樹』を再読中。面白い。
ストーリーテリングの上手さはやはりバツグン。
ぐいぐいと力強く読ませてくれます。
幕末を舞台にした漫画って意外に少ないというか
むやみにヒーローっぽく描いたりするのは
好きではないので等身大の主人公たちが
歴史の渦の中でもがき苦しみながらも
自分の生き様を貫いて行く様は読んでいて清々しい。
また、自分なりに幕末のことを本で読んだり
『篤姫』のようなドラマで知り得た知識によって
新しい発見があったりするのも面白い。
子供の頃はその絵柄があまり好みではなかったのと
道徳的と言うか優等生的な漫画という感じがして
好きではなかった手塚治虫だけれど
この歳になってあらためて読むとやはりスゴいですなあ。
『陽だまりの樹』を読み終わったら次は
『アドルフに告ぐ』を読もうっと。
- 作者: 手塚治虫
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1995/05/01
- メディア: 文庫
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