命の重さ

きのうのマツダの事件は
元社員として非常に衝撃的でした。
犯人は42歳。


秋葉原の事件をマネようと思った」
「人を殺すつもりで撥ねた」


なんと短絡的なことか。
亡くなったのは39歳の社員。
昨年お子さんが生まれたばかりの
子煩悩なパパさんだったそうだ。
やるせない。


どうしてこういう事件が起きるのだろう?
そういうことをすればどうなるか?
相手がどういう思いをするか?
周囲にどういう影響を及ぼすか?
考え及ばないのだろうか?
想像力がないのだろうか?
最近のこうした短絡的な殺人事件は
想像力の欠如によって起こっているような気がしてならない。
日本の教育は「想像力を養う」という点で弱いという話を
よく聞くがそうしたことも関係しているのだろうか。


さて本日は「沖縄慰霊の日」。
沖縄守備隊の最高司令官牛島満中将が自決したことにより
沖縄における日本軍の組織的抵抗が終了した日。
しかしここから沖縄は本当の地獄に突入する。
それは日本政府による終戦宣言の日8/15を越えて
9/7の停戦調印まで続く。
その間にどれだけ多くの命が奪われたことか。


戦争にしてもちょっと想像力を働かせれば
その無意味さなんてわかりそうなものだが
これが起きてしまうのだ。
なぜなんだろう?
何が必要なんだろう?


元勤めていた会社という身近な所で起きた事件
そして沖縄にとって重要な意味を持つこの日に
「命の重さ」というものをあらためて見つめ直したい。