NHK大河ドラマ『徳川慶喜』

hacchaki2011-01-28

現在時代劇チャンネルで放映中の
1998年大河ドラマ徳川慶喜』観ております。
徳川の世に自ら幕を下ろした
幕末の最重要人物徳川慶喜さんの生涯ということで
幕末好きのワタクシとしては興味津々で観始めたのですが
脚本が少々物足りなく出残念。
ほとんど室内シーンで話が進む。
主役がお殿様だから暴れん坊将軍じゃあるまいし
そうそう出たり入ったりしないのは仕方がないのですが。
あまり意味のない架空の人物が
出てきたりするのもちょっと興ざめです。
徳川慶喜さんを演じる本木雅弘さんは
存在感のあるいい演技をしております。
他の役者さんもみないいだけに残念。
篤姫』でも『龍馬伝』でもそうでしたが
徳川慶喜というと戊辰戦争勃発と同時に
戦乱の大阪から幕臣ほったらかして逃げ帰り
とっとと大政奉還して恭順してしまった
自分勝手な人、みたいな描かれ方が普通なので
幕末の荒波の中でひとりの人間として苦悩する
姿を丹念に描いていることは評価できます。
龍馬伝』なんて慶喜なんて
ほとんど悪の権化みたいな描き方だったですからね。
しかし最後まで慶喜に仕えた元老中板倉勝静などは
明治維新後、生活に苦しむ元幕臣たちの想うこともなく
自転車乗ったり写真撮ったりして悠々と暮らしている慶喜を見て


慶喜と行動を共にしたことを後悔している」


と、相当腹を立てていたようですから
実際のところどういう人だったんでしょうね。


このドラマはDVD化されないので
同じく幕末を描いた『翔ぶが如く』のリンクを・・・。