大城美佐子・堀内加奈子『歌ぬ縁』を聴く

hacchaki2011-09-24

銀座わしたショップに行ったので
大城美佐子先生とカーナーの初ジョイントCD『歌ぬ縁』を購入。


ふたりの強い“絆”、
美佐子先生の温かい愛情、
加奈ちゃんの師匠への深い尊敬、


そういったものがじんわりと溢れ出てきました。
作品としての完成度というよりは(もちろん高いレベルだけど)
そういったありんくりんを楽しむアルバムなんだな。


初めて『島思い』に行ったときは自分も沖縄初心者で


「おおおお〜大城美佐子が目の前に!」


的なウブな感じだったんだけど(笑)
そのとき店でまたひときわウブな感じを醸し出していたのが
北海道出身、流れ流れて(?)沖縄にたどり着いて1ヶ月目の
加奈ちゃんでした。


「まだ沖縄の唄知らないので」


と松田末吉さんと『ソーラン節』唄っていた彼女が
11年という年月を経て
こうして現沖縄民謡界女性唄者の頂点とレコーディング。
ここに来るまで彼女がどれだけ大変な修業を重ねてきたか
その時間を思うと感慨深いものがあります。
それは師弟関係とは言え
すべての唄三線愛好ナイチャーにとって
ヨダレが止めどなく流れるような羨ましい出来事であろうし
自分としても同じナイチャー唄三線愛好家として
これほど励まされるニュースはないわけで。
要するに全国に散らばる唄三線、沖縄民謡が大好きでたまらない
ナイチャーたちに愛と勇気を与えるアルバムでもあるわけです。


自分もいつか師匠とレコーディングできたらいいなあ〜。
よしそれを目標に頑張ろうなんて鼻息荒く思ったりした
あちぬやふぁんなのでした。

歌ぬ縁

歌ぬ縁