2011年に観た時代劇2
『慶次郎縁側日記』
2004年NHK金曜時代劇枠で放映。
シリーズ化され各10話全3部作となった。
仏の慶次郎と呼ばれ
皆から慕われる元同心森口慶次郎を取り巻く人間関係
彼の元に持ち込まれるさまざまな事件
それを解決していくさまを繊細なタッチで描く。
登場人物がそれぞれに抱えている人生は
けっして軽いものではないのだが
それをときに重厚にときに軽妙に
実にバランスよく丁寧に紡いでいく。
やはり高橋英樹は上手い。
「仏の森口」と呼ばれた情の厚い名同心が
人生の晩年を迎えて少しずつ老いを意識しながら
若い人たちと交わって命の炎を燃やすさまを
実に上手く演じています。
隠居先の寮番の先輩に石橋蓮司。
こちらも味わい深い演技で魅せてくれます。
そして前回紹介した『風の果て』でも
いい味を出していた遠藤憲一。
こちらでもすごくいいです。
つくづくいい役者さんだなあ。
他にもかたせ梨乃、奥田瑛二が光ってます。
安達祐美は……いつもどおりです(笑)。
オープニングのアニメーションも味わい深くていい。
オススメでございます。
- 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
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