2011年に観た時代劇その3

NHKドラマ『立花登青春控え』
時代劇専門チャンネルにて鑑賞。


藤沢周平好きのワタクシとしては
ぜひ観たかった作品。
時代物というと年寄り臭いイメージがあるかも知れない。
けれど藤沢周平はその時代を生きる
若者を瑞々しく描くのがとても上手い。
このドラマでも中井貴一がとにかく若いし青臭いほどに青い。
と思ったらデビュー作だったのね、これ。
正直上手ではないけれど
体当たりで頑張っています。ミキプルーン
脇をしっかりとしたベテランが固めているので
安心して観られます。
とくにいまや『ちい散歩』でお馴染みの
地井武男さんが渋めの十手持ちを演じて
ピリリと画面を引き締めてくれます。
若い頃のちいさんカッコいい。
今ご病気されているようだけれど
よくなってまた散歩しまくってほしい。
藤沢周平の繊細なタッチを
うまく再現した脚本もグッド。
DVDでは選集が出ているようなので
藤沢ファン、時代劇ファン、ミキプルーンファンの方は
ぜひどうぞ〜。