『泣くな、はらちゃん』がオモシロい!

hacchaki2013-01-29

ドラマ大好きのうちの奥さんが
見向きもしない『泣くな、はらちゃん』。
しかし田所的にはなかなか面白いのです。
マイマドンナ麻生久美子
出ているからっつーのもあるけど
オレは観るさ!観続けるさ!


麻生久美子たん演じる越前さんという
地味でネクラな女性が趣味(憂さ晴らし)
で描くマンガの主人公はらちゃんが
現実世界に飛び出して来て越前さんに恋をする
という一見荒唐無稽過ぎてで「そんなアホな」な設定なんだけど
マンガのキャラという、まさにマンガチックな役どころを
長瀬智也がピッタリハマって演じている。
マンガの中の世界しか知らなかったはらちゃんが
現実世界を知ったときの
ピュアな驚きの演技がとても滑稽だが
普段我々が見過ごしていることを
思い出させてくれてときどきハッとさせられる。
これはマンガのキャラという設定だからこそ出来ることで
なかなか上手いとこ突いたなあという感じなのだ。
越前さんによって生み出されたはらちゃんは
越前さん自身の分身であり
越前さんを熱く励ますはらちゃんの言葉は
越前さんの心の叫びそのもの。
つまり越前さんは自分自身の分身にそれとは知らず
愛され、励まされ少しずつ変化していくことになる。
したがって越前さんの心がはらちゃんの望むように
成長して明るくなったとき
憂さ晴らし的役割だったマンガは必要なくなり
はらちゃんの存在も要らなくなってしまうのでは?
などと、掘り下げていくとけっこう深いんではないかと思うのです。
そして何よりネクラ役の麻生久美子たんが
ふと見せる笑顔の輝きがたまらん!たまらんぞう!
と熱く語ったりするから奥さんは余計に観ないんだろうな。


まあ、何よりやたらと人が死んだり
ドロドロの恋愛があったりとか
そーゆーのがなくてよい。
最近殺伐としたドラマ多いからね。
そーゆーのに慣れてる現代っ子には物足りないのかねえ。
殺伐としてるのは現実のニュースだけでじゅうぶんだわ。
薬師丸ひろ子さんも好演してます。
大きくなったなあ(ってレベルか?)。
脚本は『ちゅらさん』の岡田惠和
舞台は三崎漁港です。
ホントにカマボコ工場あるのかしら。
今度、ロケ地ツアー行ってみようっと。
作中に出てくる唄もハマリます。
泣くな、はらちゃん』を語り合える人募集中です!


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