平田弘史『それがし乞食にあらず』

平田弘史・1931年生まれの漫画家。
前から気になっていたのだが
AMAZONさんで作品を見つけたので購入してみた。
もう、武士道武士道武士道武士道武士道だらけ。
ページを開くと、ものすごい激しい筆力で描かれた武士の世界が
これでもかこれでもかとばかりに襲い掛かってくる。
なんだかもーすごいっす。
杉浦日向子さんが
「江戸時代だって、時代劇みたいにみんなが
みんなチャンバラしていたわけではなく
フツーの人々のフツーの暮らしもあったのよ」
という視点であったのとは、まったく正反対の
実にもう血煙立ちまくりの武士の世界がそこにある。
どちらかというと武家社会のダークサイド的な話が多い。
白戸三平や黒沢明が好きな方にはオススメ。
リンクは『それがし乞食にあらず』の画像がなかったので。
別作品になっています。
ちなみに『AKIRA』の題字を書いた人でもあります。

人斬り (レジェンドコミックシリーズ―平田弘史作品 (4))

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