コミック

『竹光侍』原作・永福一成 絵・松本大洋

時代劇漫画が熱いらしんだけど そんなことは全然知らず。 だが、本屋で偶然見つけたこのコミック。 松本大洋が描く時代物とあれば迷わず購入。 そしてもちろん面白いっ! 原作は漫画家の永福一成だけど松本大洋の絵は 本当にカッコイイ。クール! この人は「…

『プルート』浦沢直樹

ふだんやまだないとだの岡崎京子だの よしもとよしともだの松本次郎だの言っている人は あまり浦沢直樹とかは読まないような気がするんだがどうだろう。 仕事場のSちゃんが貸してくれたので読んでみました。面白い。 ストーリーテリングの上手さと絵の上手さ…

平田弘史『それがし乞食にあらず』

平田弘史・1931年生まれの漫画家。 前から気になっていたのだが AMAZONさんで作品を見つけたので購入してみた。 もう、武士道武士道武士道武士道武士道だらけ。 ページを開くと、ものすごい激しい筆力で描かれた武士の世界が これでもかこれでもかとばかりに…

やまだないと『ソラミミ』

やまだないと新刊が出たので購入。 コミックにしばしば登場する(特に『西荻夫婦』) 漫画家の「内藤先生」を前面featuringした作品。 読んでいると内藤先生の“孤独”がひしひしと伝わってくるが その孤独は時に居心地がよかったりするからタチガワルイ。 そし…

ほしよりこ『きょうの猫村さん』

数日前に書こうと思って“はまぞう”したんだけど テキストつけるのを忘れてほったらかしになっていたので 改めてレビューっちゅうかそーいう感じのを。 で、『きょうの猫村さん』なんですが。 これはもうあちこちで評判になってますね。 『@homeNet』の会員向…

『坊ちゃんの時代』谷口ジロー・関川夏央

ひさしぶりに読んでみた。 全5巻のうちの第3巻で石川啄木が主人公。 どうにもダメダメな石川さんを中心に据えて ほんの120〜130年ほど前の日本人を描き出している。 ヤツラはいまの我々と同じようでずいぶんと違う。 ずいぶんと違うようでそれほど違わない。…

杉浦日向子『百日紅』

先日亡くなられた杉浦日向子さんの漫画作品。 彼女は早くに「漫画家引退(隠居)宣言」をされて ここ10年以上、漫画のためにペンを執ることがなかったのだが やはり改めて読んでみても優れた漫画家であったなあと思わされる。 本当に描き続けて欲しかった、漫…

訃報・杉浦日向子さん

あああ、ファンだったのに…涙。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050725-00000011-yom-soci ご冥福をお祈りします…。 本日はまっすぐ帰って遺作となってしまった 杉浦さんの漫画作品を静かに読もうと思います。

やまだないと『西荻夫婦』

で、時間は行った来たりするのだが 日曜日は起きて風呂入って掃除洗濯して買い物行ってまた昼寝して 夕方になってまた買い物行って…な一日だったわけです。 で、朝風呂の時必ず本をお供に持って入るわけですが 前に買って読んでたんだけど再読したのが西荻夫…

やまだないと『ペリカン通り』

あ、最新刊出てたんですね。 フレンチテイストとエロスと生とその先にある死の匂い。 いつもどおりのないとさんです。

よしもとよしとも『青い車』

久しぶりに読み直してみた。 前読んだときと印象が違うような気がするのは 映画版(ひどかった)を観たせいか。 今改めて読むと 「よくこういう漫画に編集者はOKを出したなあ。」 というのをつくづく感じるわけで(笑)。 いや、もちろんそれはいい意味でですよ…

やまだないと『ビューティフル・ワールド』

主人公は恋愛関係にある男ふたりなんだけど これがごく当たり前にホ○でそこに特別な価値を置いていない。 だからすんなりと読めました。 愛すべき変な人たちの物語。 でも僕らはみんな少しずつ違うし 変といえば全て変なわけで。 それが当たり前と思える世界…

やまだないと『Girl Friday』

エロスとセンチメンタルの同居。 というか、エロスはつねにセンチメンタルを伴うもの。 男と女はお互いの「スキマ」ために求め合い そしてそれは永遠に叶えられることがない。 それを判っていながら求める。 それを確かめるように求める。 そこに一縷の希望…

松本次郎

本屋に行ったら大好きな漫画家・松本次郎の短編が出ていたのでゲット。 性的な描写とかすごくリアルで激しいんだけど エロ漫画では、もちろんぜんぜんなくって 叙情的でどこか虚無的でありながら完全に絶望的でもない。 そこに描かれている世界は暗いんだけ…