出雲食べたもの帳

出雲といえば神話の国ですが同時に食べ物がうまい!
これは声を大にして言いたいんだけど「ホントに食べ物がうまい!」。
何が美味いって、まず水が美味いでしょ。
「なんだ水か」あ、わかってないなあ〜。
水が美味いってことは米が美味いでしょ。
水が豊富だから野菜が美味いでしょ。
漬け物なんかも当然美味いでしょ。
海と湖と川があるから魚介類が美味いでしょ。
ホント、回転寿司行ったってこのへんのヘタな寿司屋より美味いんだから。
水が美味いと蕎麦が美味いよね。
出雲蕎麦って有名だけど実際美味いのよ〜。
あと、ワタクシには関係ないけど水が美味いと酒が美味いやね。
酒造とワイナリーがあるのよ。
飲める人にはたまらんだろうねえ。
それからそれから、水がいいと美人が多い。
まあ、そちらはいただきませんでしたが。ナンチテ。


そんなわけでライブと練習会以外では食べてばっかりいた3日間でした。
温泉も行きたかったなあ…。次回こそは!
今回の宿泊は友人Nの実家に図々しくもお邪魔しちゃって。
「Nの分まで親孝行するんだ」
「迷惑をかけることも親孝行のひとつだ」
とかなんとか言ってますが
真の目的はNのお母さまのおいしい手料理。
「漬け物とご飯くらいしか出せんけど…。」
とお母さまは謙遜なさいますが
その漬け物の美味いことと言ったら!
もう市販のものなど食べられません。
ニンジン、春菊、さつまいもの粕漬け。
白菜、たくあん、しめさばのなます漬け、
それから赤貝の煮付け。これが絶品。
赤貝は関東ではあまり店頭に並ぶことがないのでは。
缶詰ではよくお目にかかるけどこちらは天然もの。
海の香りがギュッと凝縮されて
出雲独特の甘口しょうゆとの相性もバッチリで美味。
けっこう甘い味付けなのですがみりんは使っていないとのこと。

この赤貝を入れた出雲独特のお雑煮。
これもまた出雲独特の、アーサのような海苔が入った醤油味で美味。
その甘みがなんとも言えず優しくて。
それにしてもお母さんが用意してくれる朝食は
朝からそんなに!という量。

さらに「ご飯としじみのみそ汁もあるから」…。
ええ、太って帰りますとも!ってなわけで
たらふくごちそうになりました。幸せ。


出雲と言えば蕎麦。
今回の出雲行きに同行してくれたエイサー会のおまさとハッちゃんは
「ソバリエを目指す!」という程の入れ込みよう。
出雲の蕎麦は割子で小分けに出て来るので
けっこう食べ歩きができる。
三色割子を頼むと、卵、おろし、天かす、とバラエティに富んだ食べ方が可能。
そこに、雑煮と同様甘めのそばつゆをかけてツルツルっと。う〜ん美味。
お店によって蕎麦の味も様々なのでホントに食べ歩きしたくなる。
結局3日間で3軒しかいけなかったのだがハッちゃんは不満そうでした…。
3軒ともに個性が強くてそれぞれに特徴的だったけど
一軒目に行った『羽根屋』はとくに絶品でした。
出雲にこれから旅行に行く人は要チェック!

そしてそして出雲と言えば魚介の宝庫。
日本海はあるわ、宍道湖はあるわ、川はあちこちにあるわ、
海水の幸、淡水の幸と、ホントに豊饒な土地柄なんですね。
琉球酒菜 BAMBOO』のマスター・タケさん夫妻に
回転寿司に連れて行ってもらったのですが、
これがまた安くて美味い。一番高い皿でも360円!
ネタもデカ!そして新鮮!
写真はウナギの握りなんですがこのでかさを見よ!
このあたりはウナギがよく採れるらしく
けっこうフツーに皆さん食べているみたい。
関東の人ってウナギをことさらにありがたがる傾向があるけど
(うちだけか?うちは外食といえばウナギだった…)
出雲の人は「え、ウナギ?そんなに特別な食べ物?」って感じだった。
2年前の法事で訪れたときに出されたウナギもめっちゃ美味かったですよ。
次回はウナギ攻めで行きたい。関東を代表するウナギ好きとしては。
あと、寿司ネタとしては焼きサバ、ボラ、ブリなどが美味でした。
ブリは今が旬だからもう脂乗りまくりでトロットロでしたよ奥さん!


そんなこんなで食べまくりの3日間。
出雲は美味しい。これが結論。