民謡三昧

hacchaki2007-02-06

金曜日から沖縄に行ってました。
民謡三昧の旅。まさにそんな感じ。
おなかいっぱい。でもまだまだ食べ足りない。
そんな感じ。


金曜日は夕方6時半に那覇到着。
沖縄はこの冬一番の寒さだとかで
風が冷たくて横浜より寒い。
沖縄にだって冬はある。もちろん。
毎度のことながらレンタカーの手続きだのなんだのしていると
もう7時過ぎ。あの時間ってなんかもったいないと思うのは
きっとワタクシが貧乏性だからでしょう。


やっとレンタカーを手に入れてクルマから先生の所に電話。
先生の奥さまが出て
「あら、あなた今どこにいるの?」
那覇にいます。」
「すぐ来てお店手伝いなさい!」
「はい(喜)!」
そして先生のお店のある沖縄市与儀へとクルマを走らせる。
那覇の街を抜けて沖縄自動車道に入る。
北中城インターを出て沖縄市に入る。
昨年さんざん走った道。
今年も何度も通うことになる道。


お店に入るといつも通り奥様と先生が笑顔で迎えてくれた。
奥さんは地元のお客さんが来るたびに
「このおにいさんね、横浜からね、ふた月に一度は来てね。
毎回空港からうちに直行するのよ!」
と楽しそうに話している。
「あんた沖縄に何しに来るの?」
あはは、何しに来るんでしょう。
民謡を聴きに、民謡を学びに、
人に会いに、空気を吸いに…etc.


めずらしくお店は空いていて
地元の顔なじみの人が数人しかいなくて
「今日は民謡ショーもやらないのに
あんた、よく来るねえ。」と奥様。
う〜ん、そういう日もあるでしょう。
でも、お陰で先生からマンツーマンで
唄の指導を小一時間もして頂いた。感謝。
『金武湾月夜』『城ぬ前』『千鳥小』『寿ぬ館』
なかでも先生のヒット曲である『金武湾月夜』を
生で教えていただけたのはとっても嬉しい。感謝。
大切に大切に唄います。


  月ぬ夜やかわてぃ 思び出すさ昔
    互に眺みやい 月ぬ美らさ


午前1時を過ぎて那覇のホテル戻ろうと思ったら
近所の人が飲みにやって来て
その片方の人が自分が前に来てお店で唄ったのを覚えてくれていて
「まあ飲め」「まあ唄え」と。
飲めと言われても下戸ゆえに飲めないので
唄を聴いていただいた。
「この前来たときよりじょーじ(上手)なとんど〜!」
と誉めていただき嬉しくなる。
連れの方は古典をやられていて
一緒に『浜千鳥節』を唄わせていただいた。
は〜、なんだろうなあ。
「上手い」というより「味わい深い」という感じ。
どうして自分が唄うと、肩に力が入ってしまうんだろう。
思い入れが強すぎるんだろうな…。
もっと楽に、楽に。楽しく、楽しく。


そうそう、夕ご飯は奥さまの手料理で。
奥さまの作る家庭料理はメチャクチャ美味い!
いわゆる「てぃーあんだー」。
そんなこんなで楽しい一夜。
あまりに楽しくて、なんと金を払うのを忘れて帰りました…。
無銭飲食は立派な犯罪ですね…チーン。
次回必ず払います、先生…。


  ※【てぃーあんだー】:「てぃー=手」「あんだー=脂」。
  「手の脂がしみ込んで美味しい」つまり、
  「手がかかって心がこもっていて美味しい」という
  沖縄独特の、料理への褒め言葉。