湘南の夜

hacchaki2007-08-01

きのうはヤジー率いる茅ヶ崎三線クラブ主催による
「沖縄+湘南チャンプルー 沖縄民謡と舞踊の夕べ」
に行って参りました。
沖縄から「ヤンバルの神様」こと仲本興次さんと
舞踊の佐久川和子さんが招かれ
それに茅ヶ崎三線クラブのメンバー、そしてヤジー
華やかな顔ぶれのアットホームなコンサートでした。
毎度のことながらヤジーの企画力には頭が下がります。
生徒さんを巻き込んで400人からのホールを
満員にしてしまうんだからたいしたものだ。
生徒さんにとっても毎回毎回いい経験を
させてもらっていることでしょう。
ウチの教室もなにか考えないといかんなあ。


仲本興次さんは、あのドリフターズ仲本工事
いとこに当たる方だそうで。
映画『ウンタマギルー』『パイナップル・ツアーズ』などに
照屋林助師匠とともに出演されていたので
お顔は知っていたのですがナマで唄を聴くのは初めて。
ニコニコと笑いながら軽やかに唄って行くその姿は
失礼ながら「ヤンバルの神様」なんて崇め奉るよりも
もっと親しみやすい、まさに「オヤジ」なムードがステキ。
しかしひとたび太鼓を叩けばその切れ味はハンパじゃない。
う〜む、カッコイイ。芸人かくあるべし。
ワタクシなんぞときどき
「つらそうに唄っている」などと言われます…。
もっと楽しそうに唄えないもんかと自分で思うんですけどね。
いえいえ、楽しいんですよ、本人は。
でもまだまだその時々の「感情」や「コンディション」に
左右されてしまう。甘い。若い。
まだまだ足りない。経験が。鍛錬が。修行が。旅が。


あと、舞踊も素晴らしかった。
『踊いくはでさ』の艶やかさに萌ええ。
『鳩間節』の切れ味に鳥肌!
ことに『鳩間節』は踊りと仲本さんの太鼓の呼吸が
ぴったりとシンクロしてうぉぉぉっと声が出るほど打たれた。
美しいなあ、師弟関係。
いつもソロでライブをしている自分などは
こういう瞬間を味わえるようなパートナーがいると
いいなあと思うんですけど。
なかなかコンビで回るというのは
大学時代の苦いバンド経験からし
臆病になってしまいます。
しかしそろそろ新基軸を打ち出さなければ。
常に新しいチャレンジをしていきたいし
新しいものを聴かせていきたい。
う〜ん、ここもまた考えどころだぞ。
明日はひとりミーティングだな。


そんなこんなでいろいろなことを考えさせられる
コンサートでございました。
茅ヶ崎三線クラブの皆さん、おつかれさまでした。
和装にピアノ、輝いていたぜ!
あえて言うならもっとヤジーの「民謡」が聴きたかったなあ。
まあ、それはまた別の機会に。
誘ってくれたkarinnさんいっぺーにふぇーでーびる!