「お盆」を英語で?

で、どう英語でエイサーを説明したかって話。


「エイサーは沖縄の伝統的な芸能です。
お盆の季節にご先祖様のために踊られるものです」


「Eisa is okinawan traditional dance music.」


まあ最初はこんな感じでいいでしょ。
問題は「お盆」。
こういう、西欧諸国に概念のないものを説明するのが難しい。


「3days In summer,heaven's people come home.
Okinawans play “eisa”music and dance,it makes them happy.」


なんかゴーストみたいな話になってない……?
それでも身振り手振りを交えてなんとか通じたのです(汗)。
相手に判ってもらえたときの快感ってかなりのものがある。
ちなみに『浜千鳥節』の解説は


「The song of a bird walking on the beach」


まあ、間違ってはいないと思うが
おそらく「浜辺を散歩している鳥の唄」と解釈したことでしょう……。
もうね、しゃべればしゃべるほど自分のバカさが
露呈されるようで切なかったですよ。


しかしながらイギリス人もイギリス人で
少しでも日本語で話そう、日本語を理解しよう
なんて意識はかけらもないのね。
こっちがカタコト過ぎる英語で汗流しながら話しているのに
向こうはまったく日本語に興味を示さない。
「英語で話すのが当然」というスタンスが徹底されているのには感心。
普通だったらその国の語学辞書とか
『すぐに役立つ日本語』みたいな本とか持ってそうなもんでしょ。
まったく言葉が通じない国に来て怖くないのかな。
英語だったらなんとかなると思っているのだろうか。
まあ、英語=国際語って思っているんだろうなあ。


そういえばサラリーマンだった頃上司のNさんが
アメリカから来た研修の講師が
まったく日本語をしゃべろうとしないのに腹を立てて
「ここは日本なんだから日本語でしゃべれ!
オレは絶対英語は使わんぞ!」
とあくまで日本語を貫き通していたのを思い出した。
(単に英語が話せなかっただけだと思うが)
それはそれで「サムライ日本」らしい姿だなあと思うのだが。
まあ海外では通用しないよね……。