映画感想日記『デトロイト・メタル・シティ』
なんかすべてが
「原作漫画だしな」
というところで許せてしまう映画でした。
こんなヤツいねーだろ!とか
こんなことありえねー!とか
ツッコミところ満載なんだけど
「ま、もともと漫画だと思えばアリかな」
と。
ふつうはどちらかと言えば逆で
「だから映画化なんてムリなんだよ〜」
と否定的に捉えてしまうんだけれど
この映画はなぜか肯定的に観られました。
その理由のひとつはライブシーンがメチャクチャカッコイイこと。
楽曲もクオリティ高いしカメラワークもバツグン。
それによって(+松山ケンイチの怪演)
「普段ヘタレキャラな主人公が
デスメタルやるとカッコイイ」
という基本設定が問題なくクリア出来てる。
これってスゴく重要。
少し前に観た『少年メリケンサック』はここが弱かった気がする。
デスメタルなど聴かないワタクシですが
「サントラ盤ほしい!」とすら思いました。
あとそれぞれのキャラがわかりやすいというのも
すんなり入れたところ。
とくに松雪泰子のサド女社長最高。
実に気持ち良さそうに演じています。
ジーン・シモンズとの格闘シーンは少し弱い気がしたし
主人公の心の動きにも矛盾を感じるところが
なきにしもあらずでしたが
ライブシーンのカッコよさですべて許せた!
DMCばんざい!!
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