カベルナリア吉田著『沖縄バカ一代』

hacchaki2011-06-03

先日沖縄に行っていた友人が
「『足テビチの女』が載ってる!」
とおみやげ代わりに送ってくれました。感謝!


内容は大雑把に言うと沖縄版『VOW!』。
沖縄で見かけた変な看板やみやげ物などを
コメント付で掲載する形式といい
本のサイズといいデザインといい『VOW!』そのもの。
80〜90年代に雑誌『宝島』を読んでいた人なら
「なつかし〜〜」
とわかっていただけるのではないでしょうか。
それにしても細かいところまで拾ってますなあ。
こういう収集癖の集大成みたいな取材は
簡単なようで相当な根気がないと出来ない。
コレクター&おたく傾向の薄いワシなんか絶対無理です。
この本でとくに面白いのは写真紹介コーナーの間に
箸休め的に挿入されているライターさんの
沖縄の人とのやりとりとかを書いたコラム。
こちらのほうだけ膨らませて
1冊の本が出せるんじゃないか。
そっちが出たらぜひ読みたい。


で、前置きが長くなったけど
「オキナワ珍品CD」コーナーで
足テビチの女』の紹介をしてくださっているわけです。
う〜ん珍品扱い・・・?
しかもジャケット写真が直撮り(笑)。
ひとこと言ってくれればデータ送ったのに。
でも1枚CD買ってくださったのならありがとう♪
紹介文も無断引用し返してみる(笑)。

タイトルからコミックソングかと思いきやこれが
本格的に聴かせる1枚なのだ。『足テビチの女』は
「S-1グランプリ最優秀賞」&「第20回新唄大賞審査員特別賞」
を受賞したってんだからなんかタダごとじゃないのである。
純粋すぎる恋心を正面から歌った『YASHINOMI』から
宝くじ当選を結局ヨコシマな想いで願う『当たれ節』まで
変幻自在のラインナップ。『足テビチの女』は
『二見情話』を思わせる哀愁漂うメロディが秀逸。

おお、誉めてくれている!
『二見情話』を持ち出すなんて
この方、わかっとるねえ〜(笑)。
こういうのあるとだいたい
「けなされてるんじゃないか!?」
と疑心暗鬼に駆られる小心者なワタクシです。
これでけなされてたら落ち込みまくって
挙句の果てに逆恨みとかするんだけど
誉めてもらえたのでこころおだやか。


実は本日筆者さんによるこの本の
出版記念イベントがあるそうなので
こっそりと潜入して来ようと思っております。
レポート期待してね(笑)。