カベルナリア吉田著『沖縄バカ一代』

先日沖縄に行っていた友人が 「『足テビチの女』が載ってる!」 とおみやげ代わりに送ってくれました。感謝! 内容は大雑把に言うと沖縄版『VOW!』。 沖縄で見かけた変な看板やみやげ物などを コメント付で掲載する形式といい 本のサイズといいデザインとい…

小浜司著『島唄レコード百花繚乱』

沖縄民謡の名プロデューサーにして 民謡カフェ『いーやーぐゎー』の店主、 “島唄ハカセ”小浜司さんから新著が届きました。わ〜い! その名も 『島唄レコード百花繚乱〜嘉手苅林昌とその時代』(小浜司著) これが面白い! 島唄レコードの歴史的名盤、珍盤を…

沖縄本2冊

最近読んだ本。 花村萬月著『沖縄を撃つ』。 「不良おじさん沖縄へ行く」といった趣き。 ツボクラ大将をイメージしながら読みました。 「沖縄=楽園」幻想を鼻で笑いダークサイドへ 引っ張られていくレポートは痛快ですが もうちょっと深いところまで踏み込…

『脳を活かす勉強法』茂木健一郎著

「人間は脳の数%しか活用していない」 などとよく言いますが(ホントかどうかは知らない) それなら100%使えたら自分はどんだけスゴいのかと。 でもその100%を使い切る方法なんてまだ誰にもわからない。 そこで脳という器官の特質を最大限に活かして 100…

『新撰組血風録』司馬遼太郎著

これまでいわゆる「司馬史観」なるものが 肌に合わなくて『龍馬がゆく』も『坂の上の雲』も 途中で投げ出したヘタレなワタクシですが 新撰組好きとしてはやはり読んでおかねばなるまいと ついに手を出した! 結果は……なかなか面白かったっす。 初めて最後ま…

『だれも沖縄を知らない 27の島の物語』森口豁

タイトルの通り自分の知らなかった沖縄がそこにあった。 復帰前から現在に至るまで、沖縄の離島を丹念に渡り歩き 一見美しい島々が今も抱える問題に光を当てた、優れたルポルタージュ。 いたずらに悲惨さを強調するのではなく 冷静な目で離島が過去から現在…

『うたまーい〜昭和沖縄歌謡を語る』知名定男

沖縄民謡界で今もっとも脂が乗っているであろう方のひとり、 知名定男さんの著書を読み終えた。 戦後の沖縄民謡&歌謡界の先頭を歩いて来た人だけあって その内容はまさに「昭和沖縄歌謡史」そのものといった充実振り。 ことに喜ばしかったのは、全編に渡っ…

マイお江戸ブーム

ここ数年のマイ『新選組』ブームは発展して 「江戸ブーム」「幕末維新ブーム」へと展開しつつ。 そもそも江戸情緒的なものは昔から好きで 杉浦日向子さんの漫画にハマッたり 浮世絵の画集を眺めてみたり。 これはきっと幼い頃から父が落語をよく聴かせてくれ…

『椿山課長の七日間』浅田次郎

ずっと食わず嫌いだった浅田次郎をなんとなく読んでみた。 買ったのはだいぶ前だったのだが ずっと読んでなかったのね。 「世間でけっこうもてはやされてるから読んでおくか」 くらいの斜に構えた感じで。 でもなかなか手が伸びず、デスクに放置されていた。…

『土方歳三―知れば知るほど面白い・人物歴史丸ごとガイド』学習研究社

土方歳三のことがより深く知りたくてAMAZONさんにて購入。 手に取ってみるとハウツー本みたいな1問1答形式スタイルに 甘酸っぱい臭いがして失敗したかなと思ったんだけど 見開き2P1段落全90章に渡って時系列にエピソードが並んでいて 細かい文献資料まで引っ…

『夜明けの雷鳴―医師・高松凌雲』吉村昭

『新選組!』から続く幕末〜維新ブームの流れで 吉村昭著の高松凌雲の伝記物を読み始めた。 高松凌雲は、慶応年間に行われたパリ万博に 幕府一行の随行医として渡航。 帰国するとすぐに函館戦争の幕府軍に参加し 五稜郭に病院を作って敵味方のわけ隔てなく治…

『流星ワゴン』重松清

読み終わりました。 あまりつじつまとか深く考えずに 作品の持つ温かさにとっぷりと浸かって読むのがよいです。 読んだあと少しホッコリとします。 子育てしている人はもっとグッと来るだろうな。 父親と自分、自分と子供の三代に渡る 血縁男性の関係性にま…

小説『流星ワゴン』重松清

久しぶりに文庫本で小説を読んでいるんだけどこれが面白い。 もともと重松清は好きな作家なんだけど 最近のは全然読んでなかったので。 桜木町駅構内の本屋さんで数冊手に取ってこれを選んだ。 いわゆる“ゴースト”ものなんだけど そう単純にヒトスジナワでは…

歴史散歩

山川出版社の『〜県の歴史散歩』シリーズが好きで どっか旅行に行くとその県のヤツを買って飽きるまで読む。 久しぶりに本屋に行ったので 『島根県の歴史散歩』を購入。 出雲・松江と島根県に親しくなったので ちょっと研究してみようと思ったわけで。 てか…