『GANTZ』『GANTZ-Perfect Answer-』

CSでやっていたので観ました。
原作漫画は未読。


たいして期待しないで観たら結構面白かった。
話の導入がうまいしテンポもよい。
かなりえぐいシーンオンパレードですが
まあそういうのは平気なほうなので。
主役の二宮くんは
硫黄島からの手紙』以来ちょっと注目。
現代の若者チックなナイーブさを表現させたら
すごく上手い人だと思う。
(『硫黄島からの手紙』の失敗は
彼のせいではなく彼に現代の若者そのままの
演技をさせた演出側にあると思う)
アイドルだけど“カッコよすぎない”のもいいね(笑)。
もうひとりの主役松山ケンイチくんはいまや“大河俳優”。
彼も繊細な演技が上手いですね。
平清盛』録画してあってまだ1話も観てないけど
線の細い印象の彼が平清盛という“化け物”を
どう表現しているのか興味がある。
年内には観よう(笑)。


原作漫画がまだ未完ということで
結末は映画オリジナルということになるが
さまざまなナゾが解決されないまま終わってしまうのは残念。
それなりに落とし所は見つけたのだろうけど消化不良。
それでも最後まで観られたのは
なかなかよく出来た映画であったということか。
原作はもっとエログロらしいんだけど
その辺は大幅カットされてたみたいですね。
それでも容赦なく人死ぬし
殺伐とした殺し合いの連続だし。
誰にでも勧められる映画ではない。
それに、その殺し合いの対象が「何者」なのかが
ハッキリしないまま終わるから
スカッとしないんだよね。
「殺すべき相手なのかどうか」すらよくわからない。
結局のところ『GANTZ』の世界観が好きな人向けの映画
ということなのか。


ちなみに今期の朝ドラではギャーギャーしている
印象の強い夏菜がこの映画では可愛かったでござる。


機会があったら原作も読んでみようと思いますが
すでに数十巻出ているみたいだし・・・どうするか〜。