こ、これが沖縄?

沖縄が舞台ということで
少し古い映画ですがケーブルで観ました。
しかし、始まってみると
「こ、これが沖縄か?」
というようなトンデモオキナワな風景が・・・。
その映画のタイトルは
『ベストキッド2』
もうホント笑えます。
ところどころ
「勉強したんだなー」
というところも伺えます。
「第二次大戦で多くの沖縄の人々が死んだ」
などという台詞があったり
『てぃんさぐぬ花』が使われていたり
(変な踊りがついていたけど)
しかし、「日本的」と「沖縄的」がゴッチャになって
結果的にどちらでもないとんでもない方向へ。
それに加えて「アメリカナイズされた沖縄」が
ぶち込まれているので
相当にヘンテコな世界観が出来上がってます。


なぜ沖縄人同士が英語で話してるのか、とか
なぜ日本語がカタコトなのか、とか(方言という意味ではなく)
なぜ盆踊りなのか、とか
なぜ和太鼓、和三味線なのか、とか
なぜ日本舞踊なのか、とか
なぜでんでん太鼓なのか、とか
なぜ突然台風が来るのか、とか。
なぜ台風が来るのに柱の上に居るのか、とか。


前作はそれなりに良質の青春映画だったのに
いったいどうしたことでしょう。
っていうか前作のガールフレンドはほったらかしかよ、とか。
さいごはもう「これでいいや」的な感じになってます(笑)。


調べてみるとどうやらアメリカの日本人街でロケしたらしく
それはそれでアイデアモノかも知れないけど
そこは沖縄行ってロケしようよ、監督さん。


まあ、映画には「徹底的に突っ込む」という楽しみ方があり
それに耐えうるだけの「突っ込みどころ」には事欠きません。
沖縄好きの友達が集まってワーワー言いながら観るのにオススメ♪


あとは、マドンナ役のタムリン・トミタさんが可愛いのが救いかな。
この方沖縄生まれなんですね。
現在もハリウッドで活躍中のようです。よかったよかった。


ちなみに1986年の作品だそうです。
まあ日本でも昨今の沖縄ブームには
程遠い時代ではありますが
もうちょっとなんとかならなかったものか。
でも裏を返せば
こういう世界観がアメリカ人の考える「日本」であり
彼らの好きな「日本的」なのでしょうね、恐らく。
そしてそれは現在でもあまり変わっていないのかも。



タムリン・トミタカワユス♪

白人男性が日本女性を口説いていると「キャメイ石鹸」のCM
を思い出してしまいます(わかる人いないだろうなあ)


ショーハシ王の城跡で勇壮な盆踊り!


最後は華麗な日本舞踊!


ベスト・キッド2 [DVD]

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